FIAがサードドライバーに関する規則を改正したことを受け、レッドブル・レーシングはクリスチャン・クリエンにサードドライバーの役割を与えることを明らかにした。
　2005年フォーミュラワン・スポーティングレギュレーション第58b条の改正により、F1スーパーライセンスを有するドライバーならば、過去のF1レース出場回数に関係なく、誰もがグランプリの週末金曜日に3台目のマシンを走らせることが可能となる。この結果、4月24日のサンマリノGPでビタントニオ・リウッツィをレースドライバーに昇格させることを決めたレッドブルは、クリエンをサードドライバーとして起用できることとなった。
　レッドブルのスポーティング・ディレクター、クリスチャン・ホーナーは次のように述べた。
「我々はFIAにサードドライバーに関するレギュレーションの改正を願い出ていた。私は、全チームがこの改正を支持してくれたことを、大変嬉しく思う」
「イモラでサードカーを走らせられないとしたら、クリスチャンは非常にがっかりしたことだろうね。まだクリスチャンは22歳なのに、過去に6レース以上の出場経験があるという、それだけの理由なのだから」
　クリエン自身もこの規則改正のニュースに喜びを表した。だが、彼はどちらかといえば、レースシートに納まる方が良いようだ。クリエンは、リウッツィが3レースに出場し終えた時点で、再びデイビッド・クルサードと組むチャンスが巡ってくるものと考えている。
「素晴らしいニュースだよ！」とクリエン。「もちろん、チームメイトたちが走っているというのに自分は何もできないというのは、レースドライバーとしては辛いことだ。だから、これからのレースで、マシンをドライブし、チームを助けられるのは、すごく嬉しい」

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