F1開幕まで1週間足らずとなったが、BARホンダのジェンソン・バトンはミハエル・シューマッハーに挑戦状をつきつけている。今季の目標は、7度のワールドチャンピオンであるシューマッハーを、表彰台の一番上から見下ろすことだという。
　2004年は、フェラーリのシューマッハーとルーベンス・バリチェロに次いでランキング3位となったバトンだが、今年も初優勝を狙いつつ、トップ争いをしていくことになりそうだ。ただし、オフシーズンはトラブル続きで、BARチームはエンジンとリヤウイングの問題に悩まされてきた。
　BBCラジオ・ファイブ・ライブのインタビューで、バトンは、そろそろ誰かがフェラーリからトップの座を奪うべき時が来ている、と語った。そのためにはBARが初優勝に挑戦しなくてはならないという。
　バトンはこう述べた。「ミハエルは現時点で最高の装備を手にしていると思う。しかしそれは、彼自身の力によるものだ――彼は真にチームを掌握し、適切な人材を適所に配している。ウイリアムズは3年か4年続けてトップにいたことがあり、マクラーレンもそうだ――でもそれが一度に10年続くことはない。どうなるか様子を見て待たなくてはね」
「去年は（BAR）チームにとって、特に素晴らしい年だった。11度も表彰台を獲得したんだから。でも、今年こそ本当にフェラーリとの戦いを開始して、レースでの優勝に挑戦していかなくちゃならない」
「今季の僕の目標は、表彰台のてっぺんに立って、ミハエルを見下ろすことだ。チームの目標も同じだよ」

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