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バリチェロ「ミハエルに簡単には勝たせない」

2004年8月28日

 ルーベンス・バリチェロは、今シーズンのタイトル獲得に向けての気持ちを改めて繰り返した。しかしながらチームメイトであるミハエル・シューマッハーは、7度目の王座までバリチェロよりわずか2ポイント多く獲得すればいいだけとなっている。

 バリチェロはベルギーにおいて報道陣に対し、タイトルに向けてチャレンジし続ける時間はまだ残されており、できることなら故郷ブラジルでの最終ラウンドまでシューマッハーとタイトル争いを続けたいと語っている。
「ブラジルまで彼をストップさせることはできると思っているし、またそこまで待たせることができれば、来シーズンまで待たせることも可能だと思っているよ」とバリチェロ。「ただ正直に言えばチームとしてはそういったチャンスに関しては現実的にならなければならないとは思う。去年僕が何回かそうしたようなチームオーダーでの勝利という形でないフェアな形で彼に勝ったことは今年はまだ無いしね」
 2004年はシューマッハーが圧倒的な強さを示しているが、フェラーリはすでにコンストラクターとしてのタイトルを獲得しているので、バリチェロは今シーズンが終わるまでにはシューマッハーに勝つチャンスはあると主張する。
「僕は人生に関することはすべてポジティブに考えるようにしているんだ。望んでいることに関しても、仕事をするにあたってもね」とバリチェロ。「そう考えることが好きなんだ」
「ミハエルが今年勝ちを重ねたのは僕のこれまでのフィニッシュの形を見ても当然といえる。僕は勝てていないからね。だからこそ僕はここで念願の勝利を勝ち取りたいと思っているんだ。そうすればその後うまく軌道に乗れるかもしれないしね。チャンピオンシップの獲得についてはあまり考えないようにするけど、ここでのレースはとにかく勝ちたい」
 バリチェロは現在シューマッハーに38ポイントの差をつけられており、残すところベルギー、イタリア、中国、日本、そしてブラジルの5ラウンドとなっている。そして3位のジェンソン・バトンには17ポイント差まで詰め寄られており、6位につけているファン−パブロ・モントーヤまで2位になれる可能性がある。




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