今週末のベルギーGPを前にジョーダン・グランプリの代表のエディー・ジョーダンは、‘ハードワーク’と‘わずかばかりの幸運’をもってスパでしかるべきリザルトを残したいと願っているという。
シリーズも第14戦と大詰めを迎えるが、ジョーダンは、過去にたびたび忘れがたい結果を出している当地でのレースが楽しみだという。1998年のデイモン・ヒルとラルフ・シューマッハーの記念すべき1−2フィニッシュや、1997年のジャンカルロ・フィジケラの2位獲得などだ。
「スパでベルギーGPが開かれるのは最高にうれしいことだ。去年は誰もが本当に残念がったと思うよ。またあそこでエキサイティングなレースができることになって、みんな本当にわくわくしている」
「どうやらここでミハエル・シューマッハーは7度目のドライバーズタイトル獲得を決めそうだが、これは、もしそうなれば、相応しい舞台といえるだろう。13年前に我々のチームで彼はこのトラックでF1デビューしたのだからね。それにその翌年にここでGP初優勝を飾ったんだ」
「ここは真の‘ドライバーズ・トラック’で、全力をかけたやる気と自信が要求され、有能な者とそうでない者がふるいに掛けられるところ。チームとしてはこの会場で数々のすばらしい思い出があるが、今年は今あるチャレンジに向け集中しなければならない」
チームのナンバー1ドライバーであるニック・ハイドフェルドは、天候が大きな鍵になると言い、また今季獲得した3ポイントにぜひとも加点したいと願っている。
「他の全ドライバーも僕も、またスパで走れることがすごくうれしい。好きなサーキットのひとつだからね」とハイドフェルド。「1年も余計に間が空いただけにいつも以上に待ち遠しい。あそこはドライビングを楽しめるし、天気が変わりやすいところも好き。レースが面白くなるからだ。スパでは何が起こるか分からない」
チームメイトのジョルジョ・パンターノは今回が初めてのF1でのスパとなり、待ちきれないようすだ。
「F1にベルギーGPが戻ってきて僕もとても興奮している。僕にとってあそこは世界一のサーキット。今度はF1で走れるなんて本当に最高だ」