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ラッセル完勝、フェラーリは戦略に泣く。アストンマーティンは完走ならず【決勝レポート/F1第1戦】

2026年3月8日

 3月8日、2026年F1開幕ラウンドとなる第1戦オーストラリアGPの決勝レースが行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポール・トゥ・ウインで自身通算6勝目を飾った。2位にアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、3位にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が続いた。


 ホンダ製パワーユニットを搭載するアストンマーティン勢はフェルナンド・アロンソがリタイア。ランス・ストロールは15周遅れで完走扱いとはならなかった。

 大幅な技術規則変更を迎えたF1。その初戦となったオーストラリアGPは、スタート前から波乱となった。5番グリッドのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がレコノサンスラップ(グリッド試走)でクラッシュ。11番グリッドのニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)は、レコノサンスラップ中にスローダウンからマシンストップ。スタッフの手でグリッドまでマシンを進めたが、ガレージに戻されてしまった。

2026年F1第1戦オーストラリアGP レコノサンスラップでマシンがスローダウンしたニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)

 スタート前から2台が姿を消す波乱のなか、スタートタイヤは20台中15台がミディアムタイヤ(C4/イエロー)を選択。17番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、21番手カルロス・サインツ(ウイリアムズ)の2台はソフトタイヤ(C5/レッド)。16番手フランコ・コラピント(アルピーヌ)、19番手バルテリ・ボッタス(キャデラック)、20番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の3台がハードタイヤ(C3/ホワイト)をチョイスした。


 58周の決勝レースは気温は24度、路面温度は38度、湿度54パーセントというコンディションでスタートを迎えた。最前列を占めたメルセデス勢を横目に、抜群のスタートを見せたのはフェラーリ勢だった。


 4番グリッドのルクレールは一気にトップに浮上し、ラッセル、ハジャーを従える。さらに7番グリッドのルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、セクター1で他車に蓋をされるも、オープニングラップのセクター2でアイザック・ハジャー(レッドブル)、アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)、ランド・ノリス(マクラーレン)らを易々とオーバーテイクし、3番手に浮上する。

2026年F1第1戦オーストラリアGP 決勝スタート

 2周目のターン11でラッセルがルクレールをパス。しかし翌3周目のターン9ではルクレールが首位に返り咲く。オーバーテイクモード、アクティブ・エアロダイナミクスの駆け引きが続き、8周目のターン3でラッセルが再び前に出るが、9周目のターン2でルクレールが差し返す。その駆け引きの詳しい内容までは計り知れない。ただ、とにかく順位変動/追い抜きが頻繁に繰り広げられた。


 11周目、5番手のハジャーがマシンから白煙を上げてストップ。これでバーチャル・セーフティカー(VSC)導入となると、12周目に6番手ノリスを先頭に後続がタイヤを交換。その翌周にはラッセル、アントネッリがハードタイヤに履き替える。


 フェラーリはコース上にステイし、ルクレールがトップ。ハミルトンが2番手となるが「どちらか1台は入れたほうがいいよ!」と、ハミルトンが無線を飛ばしたが、VSC解除までにフェラーリが動くことはなかった。

2026年F1第1戦オーストラリアGP ルイス・ハミルトン(フェラーリ)

 また、VSC解除後の15周目にアストンマーティンはアロンソのマシンの異常を検知し「クルマを止めてくれ」と無線。スタート直後は10番手まで浮上していたアロンソだったがピットに戻ることに。ただ、その後一旦は再びコース入りを果たすも「部品節約のため」リタイアとなった。


 タイヤを履き替え3番手に下がったラッセルは、フェラーリ勢より1秒近く速いペースでギャップを縮める。このままではラッセルがコース上でフェラーリ勢を攻略するのも時間の問題かと思われた。


 そんななか、ボッタスがターン14のコースサイドにマシンを止め、2度目のVSC導入に。ただ、フェラーリ勢はここでもステイを選択。フェラーリ勢が動けぬまま、20周目にVSCは解除される。このVSC中までにフェラーリ勢以外の車両が1回のタイヤ交換を済ませ、タイヤを替えていないのは、フェラーリ勢のみとなった。


 フェラーリ勢は25周目終わりにルクレールをピットに呼び、ルクレールはラッセルから16秒遅れの3番手でコースにに復帰。ハミルトンは引っ張り続けるも、28周目にラッセルにコース上でかわされてしまう。ハミルトンはその28周目終わりにタイヤを替え、ラッセルから21秒、ルクレールから6秒遅れの4番手でコースに戻る。


 ラッセルとフェラーリ勢の間には大きなギャップがあるように見えるが、フェラーリ勢がタイヤを替えたタイミングは、1ストップも可能な周回だった。その動きに気づいたラッセルは「僕も1ストップいけるよ」と無線を飛ばす。逆に言えば、ラッセルが1ストップで走りきることができなければ、風向きはフェラーリに傾く。

2026年F1第1戦オーストラリアGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 5番手ノリス、41周目終わりには6番手フェルスタッペンがタイヤを履き替える。レース終盤が近づくにつれて1ストップを維持することが難しいクルマも出るなか、タイヤを温存しつつも決してペースは落とさないという、メルセデス対フェラーリは一進一退の戦いが続く。


 フェラーリ勢はメルセデスのペースダウンを願うしかない。ただ、ラッセルは40周以上使い続けたハードタイヤで自己ベストを更新。ファイナルラップが終わるまで、メルセデス勢のペースが、フェラーリの期待ほど下がることはなかった。


 58周目を終えて、ラッセルがポール・トゥ・ウインで自身通算6勝目を飾った。2位にアントネッリが続き、メルセデスは予選に続いてワンツーを構築。3位にルクレールが続いたが、戦略・判断の差が結果に如実に出てしまう、悔しい3位となった。

2026年F1第1戦オーストラリアGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 以下、4位ハミルトン、5位ノリス、6位フェルスタッペン、7位オリバー・ベアマン(ハース)、8位アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)、9位ガブリエル・ボルトレート(アウディ)、10位ピエール・ガスリー(アルピーヌ)までがポイント獲得した。


 次戦となる2026年F1第2戦中国GPは3月13日〜15日に、上海インターナショナル・サーキットで開催される。

2026年F1第1戦オーストラリアGP 表彰式
2026年F1第1戦オーストラリアGP バルテリ・ボッタス(キャデラック)、セルジオ・ペレス(キャデラック)
2026年F1第1戦オーストラリアGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)


(Text:autosport web)


レース

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フリー走行2回目 結果 / レポート
3/7(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
3/8(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位ランド・ノリス423
2位マックス・フェルスタッペン421
3位オスカー・ピアストリ410
4位ジョージ・ラッセル319
5位シャルル・ルクレール242
6位ルイス・ハミルトン156
7位アンドレア・キミ・アントネッリ150
8位アレクサンダー・アルボン73
9位カルロス・サインツ64
10位フェルナンド・アロンソ56

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム833
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム469
3位オラクル・レッドブル・レーシング451
4位スクーデリア・フェラーリHP398
5位アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング137
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム92
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム89
8位マネーグラム・ハースF1チーム79
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー70
10位BWTアルピーヌF1チーム22

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第1戦オーストラリアGP 3/8
第2戦中国GP 3/15
第3戦日本GP 3/29
第4戦バーレーンGP 4/12
第5戦サウジアラビアGP 4/19
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