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【F1チームパートナー図鑑/マクラーレン編】膨大なスポンサーリストにはノリス父の会社も

2026年2月10日

 2026年シーズンの開幕が刻々と迫るなか、ここではF1チームパートナー図鑑と題し、2026年シーズンに参戦する全11チームのパートナー/スポンサー企業を順次紹介していく。


 第10回目となる今回は、日本時間2月10日に2026年型マシン『MCL40』の正式カラーリングを発表したマクラーレン・マスターカードF1チーム。なお、本稿はマシンカラーリング発表時点のチームリリース、公式サイト等でロゴ提示の確認がとれた企業のみ掲載している。

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マスターカード/Mastercard

 タイトルパートナーであるマスターカードは1966年に設立された米国ニューヨーク州に本社を置く世界最大級の決済システムネットワーク運営企業。自社ではカード発行を行わず、銀行などの金融機関に決済技術とブランドを提供。F1をプロモーション活動に積極的に活用しており、カード保有者の中から抽選でサーキット同乗体験、マクラーレンのドライバーとのトークセッションなどを提供する。

オーケーエックス/OKX

 世界第2位の取引高を誇る暗号通貨取引所/Web3テクノロジー企業。限定NFT(非代替性トークン)を通じてファンとのつながりを創出するとしている。2024年のモナコGPでは『セナ・トリビュート・リバリー』を主導した。F1の速度感と自社の高度な取引技術を融合させた内容の世界的広告展開を推進する。

グーグル/Google

 1998年に米国で設立。世界最大の情報技術企業で、主な事業は検索エンジン、オンライン広告、クラウド、ソフトウェア、ハードウェア、AI開発。親会社はアルファベット(Alphabet Inc.)。マクラーレンへ5G対応アンドロイドデバイスやグーグル・クラウドのAI解析を提供し、レースデータのリアルタイム分析や戦略立案でも支える。

より良い明日/A Better Tomorrow

 タバコ製造・販売企業のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)が掲げる『より良い明日/A Better Tomorrow』は同社のパーパス(存在価値)。1902年創業のBATは、F1の厳しいタバコ広告規制を遵守しつつ、健康リスク低減へのビジョンを表明。チームとは単なるスポンサー枠を超え、技術交流や社会貢献活動でも深く連携している。

DPワールド/DP WORLD

 アラブ首長国連邦ドバイを拠点とする世界最大級の港湾・物流企業。2005年に現在の体制で設立。2023年からマクラーレンの公式物流パートナーを務め、世界を転戦するチームのサプライチェーンを高速化・効率化すると同時に、持続可能な輸送ソリューションを提供して物流面での脱炭素化を支援している。

オールウィン/Allwyn

 スイスを拠点に欧米で展開する世界最大級の宝くじ運営企業。2012年に現在の母体が設立され、2021年に現在の名称へ。英国で30年続く国民宝くじの運営も担う。マクラーレンのパートナーとして独占的な舞台裏コンテンツの発信やライブイベント実施しつつ、健全で責任ある宝くじ・ゲームの楽しみ方などを世界中のファンにアピールするとしている。

シスコ/CISCO

 1984年に創業した米国に本拠を置く世界最大のネットワーク機器企業。マクラーレンにビデオ会議ツール『Webex』を提供し、サーキットと本拠地のリアルタイムな意思決定を支援。高速で安全なWi-Fi 6などのワイヤレス通信環境をサーキットで構築し、膨大なテレメトリー(走行データ)の転送も担う。

デル・テクノロジーズ/DELL Technologies

 米国に拠点を置くIT大手で1984年創業。車両の空力解析に不可欠な超高速計算機、サーキット現地での即刻なデータ解析を支える高性能PCなどを提供。工場からピットまでチーム全体のデジタル基盤を支え、膨大な走行データを勝利に直結する戦略へと変える速度を極限まで高めている。

アンドロイド/Android

 2003年に米国で創業し、2005年にGoogleが買収した世界シェア1位のモバイルOS。5G対応端末やタブレットをチームに供給し、ピットストップ作業のビデオ解析やサーキットでの迅速なデータ共有を支援。AI技術との連携も進め、レース運営のデジタル化と効率化を支える。

マクラーレンの2026年型マシン『MCL40』のカラーリング
マクラーレンの2026年型マシン『MCL40』のカラーリング

ジェミニ/Gemini

 2023年に発表されたグーグルの最新生成AI。2024年から運営の中核化に据え、レース中の膨大な走行データ解析や優先順位の迅速化を支援。ピットタイミングやタイヤ戦略など、エンジニアの意思決定を高度化するほか、AIを活用したファン向けの独創的なコンテンツ制作にも貢献する。

プーマ/PUMA

 1948年に創業したドイツの世界的スポーツブランド。2024年よりメカニックやスタッフが着用する高機能なチームウェア一式を供給。ファン向けレプリカウェアの製造・販売も担っており、象徴的なパパイヤカラーのアパレルを通じて、マクラーレンのブランド価値を世界中に広めている。

モンスターエナジー/MONSTER ENERGY

 2002年に創業した米国のエナジードリンク大手。2024年より車両、ドライバー2名のヘルメットやドリンクボトルなどにロゴを掲出。またノリスとの限定飲料開発や、ノリスやピアストリの個性を活かした独自のコンテンツ制作などを展開し、若年層へ向けたプロモーション活動を継続している。

アロー・エレクトロニクス/ARROW ELECTRONICS

 米国経済誌のランキング500にも名を連ねる、電子部品・技術支援の大手で1935年の創業。電子回路の設計や部品供給の最適化でマクラーレンを支援。頭の動きで車両を操る技術の開発など、チームとともに革新的な事業を推進。同社は米国インディカーでマクラーレン(アロー・マクラーレン)のタイトルパートナーを務める。

デロイト/Deloitte

 1845年に英国で創業した世界最大級の会計事務所。約47万人の従業員と10兆円超の売上高を誇る。主要業務は監査、コンサルティング、税務、法務、ファイナンシャルアドバイザリーでチームに対して知見を提供。提携範囲はF1に留まらずインディカーやWEC世界耐久選手権にも広がる。

エコラボ/ECOLAB

 水処理、衛生管理、エネルギー技術の米国企業大手で1923年の創業。実業家ビル・ゲイツが個人資産会社を通じて筆頭株主を務める企業でもある。チームの英国本社工場『マクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)』の水利用の最適化、物流や移動に伴う航空燃料の脱炭素化などでチームを支援する。

オクタ/okta

 ID管理やシングルサインオン、多要素認証などで有名な2009年創業の米国企業。エンジニアがどこにいても安全に社内システムやクラウドへアクセスできる環境を整備し、設計図面や戦略機密の流出を防御。強固なセキュリティと利便性を両立させたデジタル基盤でチームの情報戦を支える。

ジャックダニエル/Jack Daniel’s

 1866年に創業した米国最古の政府公認蒸溜所を持つ、テネシー・ウイスキーの世界的ブランド。パパイヤオレンジを基調とした限定ボトルの発売、各国GPで体験型イベント拠点『Jack’s Garage』をサーキット周辺で展開。F1の華やかな舞台を通じて同社の歴史と伝統を世界へ発信している。

ドロップボックス/Dropbox

 クラウドストレージ/ファイル共有の大手企業で2007年に米国で創業。世界各地のサーキットで生成される膨大な写真や動画、デザインデータの高速な共有・管理でマクラーレンを支援。多くの転戦先と本拠地をシームレスに繋ぎ、コンテンツ制作の効率化を通じてチームのブランド発信を支えている。

マクラーレンの2026年型マシン『MCL40』のカラーリング
マクラーレンの2026年型マシン『MCL40』のカラーリング

クローム/Chrome

 2008年にグーグルがリリースした世界シェア首位のインターネットブラウザ。サーキットでのデータ解析やピットストップ作業の動画共有など、高速かつ安定したデジタル環境を供給。ホイールカバーの4色ロゴはチームの象徴的な意匠で、昨年イギリスGPでは往年のクローム塗装を再現したリバリーを披露した。

グーグルクラウド/Google Cloud

 グーグルのクラウド部門で2008年に提供開始。毎週末3億回超の戦略シミュレーションやAIによるリアルタイム解析を実行。1.8秒のピットストップ記録を支えた動作分析やライバルの無線解析など、膨大なデータを勝利への瞬間に変えるチームの頭脳として現代の情報戦を支えている。

デウォルト/DEWALT

 親会社であるスタンレー・ブラック&デッカー社(米国S&P500企業)を通じて2022年より提携。インパクトレンチやドリルなど、F1のタイトなスケジュールと過酷な環境に耐えうるプロ仕様の電動工具や収納製品を供給。黄色と黒の製品カラーリングがチームのカラーリングにも溶け込んでいる。

ゴールドマン・サックス/Goldman Sachs

 1869年に米国で創業した投資銀行・金融グループで、世界中の政府や大企業の財務アドバイザーを務める。2030年までのネットゼロ(温室効果ガス排出実質ゼロ)達成を目指すマクラーレンに対し、同社の知見を活かした炭素削減戦略や持続可能な技術への投資に関するアドバイスを行っている。

ワークデイ/Workday

 2005年創業。クラウド型の人事・財務管理システムを世界展開する米国企業。多国籍な数千人のスタッフの技能管理や組織運営をデジタル化して適材適所と生産性向上を実現。F1の規則や予算制限の中で、戦略的な投資や採用の判断をAI基盤の分析に基づき迅速に実施できるよう支援する。

アイアン・マウンテン/IRON MOUNTAIN

 1951年に創業した米国の企業情報管理サービス会社。チーム創業当時からの設計図、未公開の写真、記録映画など膨大な歴史的資料は、最新のAI技術を用いてデジタル化して保護・保存。瞬時に検索・活用できる資産へと再生させて、60年を超えるチームの歴史を次世代のファンへと繋ぐ。

リシャール・ミル/RICHARD MILLE

 高級腕時計の設計・製造・販売を手掛けるスイスの会社で2001年に創業。F1マシン開発や航空宇宙産業などの革新的分野で見られる技術や素材を時計製造に応用。マクラーレンとは2016年にパートナーシップを締結。ノリスやピアストリも公式の場では同社の時計を着用している。



(Text:Kojiro Ishii)


レース

3/6(金) フリー走行1回目 10:30〜11:30
フリー走行2回目 14:00〜15:00
3/7(土) フリー走行3回目 10:30〜11:30
予選 14:00〜
3/8(日) 決勝 13:00〜


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位ランド・ノリス423
2位マックス・フェルスタッペン421
3位オスカー・ピアストリ410
4位ジョージ・ラッセル319
5位シャルル・ルクレール242
6位ルイス・ハミルトン156
7位アンドレア・キミ・アントネッリ150
8位アレクサンダー・アルボン73
9位カルロス・サインツ64
10位フェルナンド・アロンソ56

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム833
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム469
3位オラクル・レッドブル・レーシング451
4位スクーデリア・フェラーリHP398
5位アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング137
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム92
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム89
8位マネーグラム・ハースF1チーム79
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー70
10位BWTアルピーヌF1チーム22

レースカレンダー

2026年F1カレンダー
第1戦オーストラリアGP 3/8
第2戦中国GP 3/15
第3戦日本GP 3/29
第4戦バーレーンGP 4/12
第5戦サウジアラビアGP 4/19
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