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アロンソ、ピット作業の遅れを乗り越え7位。辛辣な発言を取り上げるF1には「無線よりバトルの興奮をファンに届けて」
2025年10月7日
2025年F1シンガポールGP決勝で、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは7位を獲得した。
10番グリッドからソフトタイヤでスタート、序盤にふたつポジションを上げ、3周目には8番手に上がった。ソフトとしては長いスティントを取り、27周目まで走り続けてミディアムタイヤに交換。しかしタイヤ交換作業に遅れが生じ、9秒以上の停止を強いられたため、15番手に落ちてしまった。

序盤に抜いたアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)の後ろに落ちてしまったアロンソは、激しいバトルの末に37周目に前に出て、その後もオーバーテイクを繰り返し、47周目には8番手に。前を行くルイス・ハミルトン(フェラーリ)との差は約48秒あったため、これ以上ポジションを上げることはできないと思われたが、残り2周というところでハミルトンがブレーキの問題に見舞われ、大幅にペースを落とさざるを得なくなったことで、その差はみるみる縮まり、最終ラップには1秒以内の戦いとなった。
結局アロンソは前に出ることができず、0.416秒差で8位フィニッシュとなった。しかしブレーキトラブルを抱えたハミルトンが複数回コース外にはみだして走行したことで、5秒ペナルティを受けたため、アロンソは7位に繰り上がった。アロンソは、ドライバー・オブ・ザ・デーにも選ばれている。
レース中、アロンソの無線でのコメントがいくつか取り上げられた。「毎周話しかけるなら、無線を切るぞ」(ピット作業の遅れで後退した後、残り周回数を告げたレースエンジニアに対して)、「レースのヒーローにトロフィーを」(ハジャーとのバトルの後、皮肉で)、「信じられない。ブレーキがきかないのに走っていて安全なのか?」(ブレーキを労わりながら前を走るハミルトンに憤って)などの無線での発言が注目を集めた後、アロンソは、F1に対し、コース上のバトルを逃すことなく放送することに集中すべきだと示唆した。生放送では、レース終盤のアロンソとハミルトンの攻防は映されていなかった。
アロンソは、自分の無線について取り上げたF1の『X』に対し、次のようにコメントした。
「プライベートの無線の放送でポールポジションを取ったことだし、そろそろメインの放送を微調整して、コース上の興奮をファンに届けよう!」

■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(62周/62周)
10番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム
「マシンは速かった。ファーストスティントでは感触が良く、ソフトタイヤでしっかりギャップを広げることができた。予想よりタイヤが長くもったのは良いニュースだった」
「ピットストップの作業に時間がかかったが、セカンドスティントでもマシンはとても速くて、結果的に同じ順位でフィニッシュできた。バトルもいくつかあって楽しかったよ。シンガポールでは追い抜きが簡単ではないが、僕にはタイヤの優位性もあったんだ」
「他のドライバーたちはセカンドスティントでハードを履くなか、僕はミディアムで走った。チームが良い判断をした。そのおかげでオーバーテイクのチャンスが得られた」
(autosport web)
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| 2位 | オスカー・ピアストリ | 366 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 341 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 276 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 214 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 148 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 122 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 43 |
| 10位 | アイザック・ハジャー | 43 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 756 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 398 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 366 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 362 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 82 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 72 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 70 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 62 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
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