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追い抜きを許したタイヤ交換戦略の改善を誓う「入賞を狙えるペースはあった」接触が大きな痛手に【角田裕毅F1第16戦分析】
2025年9月8日
2025年F1第13戦ベルギーGP以来、予選でQ3に進出し、10番手を獲得した角田裕毅(レッドブル)。第16戦イタリアGPでは、予選5番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)が、前戦オランダGPで次戦での5グリッド降格ペナルティを受けていたため10番手からスタートすることになり、角田はひとつポジションを上げて9番グリッドに着いた。
スタートで出遅れた6番手のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)をかわして8番手となった角田だが、1コーナーで行き場を失い、シケインをショートカット。直後の第2シケインでハミルトンにポジションを明け渡して、再び9番手となった。

その後、18周目にアントネッリに先行を許した角田。チームはその周までふたつ後ろの11番手を走っていたオリバー・ベアマン(ハース)がピットインしたのに反応して、19周目にピットインさせる決断を下す。
ミディアムタイヤでスタートした場合のピレリの推奨ピットストップは22周目から28周目。やや早すぎると思えるピットストップについて、角田はこう振り返った。
「最高のタイミングかと言われると、どうかなと思います。今後に向けて改善していきたいです」
ミディアムタイヤからハードタイヤに履き替えた角田は、ピットアウト直後にベアマンの前でコースに復帰することに成功したものの、温まりにくいハードタイヤで思うようにペースアップすることができず、直後の第2シケインでベアマンにオーバーテイクされてしまう。つまり、結果的にベアマンのアンダーカットを阻止できなかった。
このピットストップが、次なる悲劇を招いてしまう。ベアマンに先行された角田は最後尾に後退。前にはピットインしないで使い古したタイヤで走行するドライバーたちがいた。そのひとりがリアム・ローソン(レーシングブルズ)だった。
27周目の1コーナーでローソンをオーバーテイクした角田だったが、1コーナーを立ち上がった後、角田のスリップストリームを利用して第2シケインでサイド・バイ・サイドとなる。ブレーキングで2台は接触。2台ともコースに復帰して、レースを続行したものの、角田は接触した右側のフロアにダメージを負ってしまう。
「もし、ポイント争いをしていたのなら、彼の行動は理解できますが、彼は最後尾からのスタートで、入賞争いすらしていないのに、なんであんな行動に出たのか理解できません。コース上ではライバルでも、絶対に越えてはいけないラインがあるはず」

そう言って、角田は怒りをあらわにした。ローソンとの接触によって負ったダメージについて、角田はこう説明した。
「どこにどれくらいのダメージがあったかは、まだ詳しく聞いていないですが、結構大きなダメージだったと聞いています。だから、全体的にグリップがなく、特にダメージを受けた(右)側のグリップがない状態でした」
その接触がなければ、ポイント争いをするペースは維持できたのか? 角田はこう答えた。
「(序盤からペースが)すごくよかったというわけではありませんでしたが、ポイントを狙えるだけのペースはありました」
結果が求められる後半戦の角田にとって、ローソンとの接触はフロアのダメージ以上に大きな痛手となってしまった。

(Text : Masahiro Owari)
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9/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

