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ハジャーの表彰台獲得で、角田の状況はより流動的に。アルピーヌ候補に浮上も交渉については「ノーコメント」/F1 Topic

2025年9月6日

 これまで角田裕毅(レッドブル)と彼のマネージャーを務めるディエゴ・メンチャカは、「最優先はレッドブル残留」と語っていた。しかし、F1第15戦オランダGPでレーシングブルズのアイザック・ハジャーが3位表彰台を獲得したことで、状況は変わりつつある。


 イタリアGP開幕前日の木曜日にレーシングブルズが開いた記者会見で、レッドブル移籍の可能性について問われたハジャーは、こうコメントした。

「シーズンの初めと、今は明らかに状況が異なる。今シーズンにレッドブルに移籍するのは僕にとって意味はないけど、2026年となると別の話だ。全車が完全に新しくなるからだ」

アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
2025年F1第16戦イタリアGP木曜日 会見に出席したアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)

 もし、ハジャーが後半戦もオランダGPと同様のパフォーマンスを維持していけば、現時点で2026年のレッドブルのもうひとつのシート争いで、ハジャーが最有力候補になることは間違いないだろう。さらに、レッドブルがハジャーを希望し、ハジャー自身も2026年にレッドブル移籍に前向きであれば、姉妹チームのレーシングブルズがそれを否定することもないはずだ。


 そうなると、角田はレッドブルのシートを失うことになる。そうなった場合、角田に残された選択肢はふたつしかない。ひとつは、ハジャーとスワップしてレーシングブルズに戻ること。もうひとつはレッドブル・ファミリー以外のチームへ移籍することだ。


 そこでハジャーの会見の後に行われたレッドブルの囲み取材で、角田に「レーシングブルズに戻るという選択肢はあるのか?」という質問を直接ぶつけてみた。すると角田は、こう回答した。

F1 Topic
2025年F1第16戦イタリアGP 角田裕毅(レッドブル)

「そのときの状況次第ですが、レーシングブルズもいいチームなので、ほかに選択肢がなければ、戻ることも僕としては問題ありません」


 この言葉から推測するに、最優先はレッドブル残留だが、もしレッドブル・ファミリー以外のチームから誘いがあれば、他チームへの移籍も十分あると思われる。まだ2026年のシートが決定していないレッドブル・ファミリー以外のチームとは、アルピーヌだ。


 フランス人記者によれば、「フラビオ・ブリアトーレ(エグゼクティブディレクター)は若手よりも実績があり、ピエール・ガスリーとうまくやれる即戦力を欲しがっている」という。2021年から2年間チームメイトとして仕事をし、現在はお互いの家を行き来するほど仲のいい角田がその候補のひとりであることは間違いない。


 メンチャカに「ブリアトーレと話をしたか?」と尋ねると、「ノーコメント」と言って笑った。

F1 Topic
レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコ(写真左)と、角田裕毅のマネージャーであるディエゴ・メンチャカ(写真右)


(Text : Masahiro Owari)


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