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新キャデラックF1のテストドライバーにアメリカ人コルトン・ハータが起用「F1でレースをするという夢への大きな一歩」

2025年9月4日

 2026年にF1参戦を開始するキャデラックF1チームが、テストドライバーとしてインディカー・シリーズでの活躍で知られるアメリカ出身25歳のコルトン・ハータを起用することを発表した。キャデラックはすでに、レースドライバーとしてバルテリ・ボッタスおよびセルジオ・ペレスと契約済みだ。

 ハータはインディカーで優勝9回、ポールポジション16回を獲得した実績を持ち、一時はアメリカのF1チームであるキャデラックのレースドライバー候補のひとりであるとも考えられていた。しかし必要なスーパーライセンスポイントを満たしておらず、さらに、キャデラックはデビューイヤーにおいてF1で豊富な経験を持つベテランドライバーを走らせるという選択をし、ボッタスとペレスというラインアップを8月26日に発表した。

バルテリ・ボッタス&セルジオ・ペレス
キャデラックF1チームへの加入が決まったバルテリ・ボッタス(写真左)とセルジオ・ペレス(写真右)

 キャデラックのチーム代表グレアム・ロードンは、F1で戦うためには国籍よりポテンシャルが重要と述べるとともに、アメリカのチームとしてアメリカ人ドライバーを乗せることは理想的であると認めており、リザーブドライバーやテストドライバーでのアメリカ人ドライバー採用の可能性はあると予想されていた。


 インディカーおよびチャンプカーのドライバーだったブライアン・ハータの息子コルトン・ハータは、2015年からの2年間はヨーロッパでレース活動を行っていた。ユーロフォーミュラ・オープン選手権において4勝、6回の表彰台、5回のポールポジションを獲得。さらにイギリスF3にも6戦参戦し、3度の表彰台を獲得し、2017年にアメリカに戻った。


 キャデラックF1チームの運営を手がけるTWGグローバルは、インディカーのアンドレッティチームを運営しており、ハータは長年アンドレッティで走ってきた。ハータはアンドレッティチームから離れることになるわけだが、「2026年のレースプログラムについては追って発表する」とのみキャデラックは述べている。最近、ハータは来年はFIA F2に参戦するとのうわさが加速している。

コルトン・ハータ
コルトン・ハータ(インディカー/アンドレッティ・グローバル)

「キャデラックF1チームのテストドライバーに加わることにとても興奮している。夢のような機会であり、長い間これを目指してきた」とハータは語った。


「キャデラックF1が参戦を果たすこの極めて重要なタイミングで、その一員となるチャンスを見逃すことはできなかった。昔から僕の夢はF1でレースをすることだ。今回の動きはその目標に向けた大きな一歩だと思っている」


「今は、キャデラックF1のために全力を尽くし、競争力のあるチーム作りを助けることに集中している」

キャデラックF1
キャデラックF1マシンのイメージ

 チーム代表ロードンは、次のようにコメントした。


「コルトン・ハータをテストドライバーとして迎えることを大変うれしく思う。彼は卓越した才能を持つレーサーであり、そのスピード、レーステクニック、そして年齢を超えた成熟度を備えていることはすでに証明されている」


「TWGモータースポーツの一員としてアメリカのトップレベルのモータースポーツで培った経験は、この役割に理想的であり、我々のチームに新鮮な洞察、視点、そしてエネルギーをもたらしてくれるだろう」


「アメリカ人ドライバーがアメリカのF1チームに加わることは、我々のチームだけでなくアメリカのモータースポーツ全体にとって極めて重要な瞬間である。コルトンはキャデラックF1チームを象徴する情熱、野心、競争心を体現しており、彼がアメリカの旗を掲げて世界の舞台に立つことを、我々は誇りに思う」



(autosport web)


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