最新記事
角田裕毅が8戦ぶりの入賞。不運&トラブルと戦いながら9位「過酷な状況下で集中を切らさず。自信につながる特別な結果」
2025年9月1日
2025年F1オランダGP決勝で、レッドブルの角田裕毅は9位入賞を果たし、2ポイントを獲得した。入賞は第7戦エミリア・ロマーニャ以来で、合計ポイントは12ポイント、ランキング19位となっている。
12番グリッドからソフトタイヤでスタート。1周目にひとつ順位を上げて、ファーストスティントは11番手を、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を抑えながら走行した。19周目に最初のピットストップを行い、ハードタイヤを履いて、セカンドスティントを18番手からスタート。しかしその数周後にルイス・ハミルトン(フェラーリ)のクラッシュでセーフティカーが出動、多くのマシンがその間にピットストップを済ませることができた。
角田はセカンドスティントを12番手でDRSトレインの中を走行。53周目、シャルル・ルクレール(フェラーリ)とアントネッリが接触したことによるセーフティカーが出動、角田はその間に、2回目のタイヤ交換を行い、ソフトを装着した。
最終スティントは13番手でスタート。ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)の後退、ランド・ノリス(マクラーレン)のリタイアで11番手に上がり、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)をかわして10番手となり、その位置でフィニッシュした。6番手フィニッシュのアントネッリがレース後のタイムペナルティにより降格されたため、角田は9位に繰り上がった。ガスリーとの間にインシデントがあったとして記録されたものの、最終的に詳細な調査の必要なしとの判断が下された。
終盤、角田はマシンの問題を訴えており、チームによると、「最終ピットストップ後にスロットルマッピングの問題を抱えていた」ということだ。

■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=9位(72周/72周)
12番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ソフト
「本当にクレイジーなレースでした。最後のスティントで大きな問題があり、マシンのパワーを失ってしまいました。マネジメントがとても難しいレースで、セーフティカーが自分にとって最悪のタイミングで出てきて、さらにその後にトラブルも起きたので、本当にトリッキーなレースでした」
「でも、ひたすら集中力を保ちながらその問題に対応し、ポイント圏に入ることだけを考えて走り、それを達成できました。最終的に9位という結果には満足していますし、再びポイントを獲得できたことは自信につながります」
「ここ3戦でチームはマシンのパフォーマンスを高めるために多くのものを与えてくれました。今回の結果は、正しい方向への一歩だと思います」
「そして、(初表彰台を獲得した)アイザック(・ハジャー)と彼のチーム(レーシングブルズ)に心からおめでとうと伝えたいです。この結果が彼らにとってどれほど意味のあるものか、僕は知っています」
(レース直後のインタビューで語り)「セーフティカーが助けにならなかった場面が何度もありました。ある時点では15番手まで落ちてしまいましたし、2回目のセーフティカーも全く助けになりませんでした」
「本当にいろいろなことがあって、大きなチャレンジを与えられすぎているという感覚でした。しかも、順位を落としてポイント圏外にいる状態で、大きな問題まで起きました」
「正直、ルーキーの頃だったら、諦めるというわけではなくても、パフォーマンスを大きく失ってしまい、速く走る自信をなくしていたと思います。でも今回は集中を切らさずに走り切ることができて、最終的に9位を獲得できたので、本当にうれしいです。あの状況でも数台をオーバーテイクできましたし、それは決して簡単なことではありませんでした」
「普通なら9位というのは特別な結果ではないかもしれませんが、7戦ノーポイントの後の入賞であり、今の状況を考えれば、僕にとっては特別なもので、自信にもつながります」
「特に直近3戦で、チームは自分のためにマシンのパフォーマンスを高める取り組みをたくさんしてくれましたし、それは本当に大きな助けになりました。自分が特別なことをしなくても、チームの大きなサポートによってパフォーマンスが一段階上がった部分もありました。チームには本当に感謝しています」
「だからこそ、自分もできる限り適応し、ポイントを獲得して、マックス(・フェルスタッペン)にできるだけ近づいていかなければならないと思っています。今日の結果は僕にとって本当に必要なものでした」


(autosport web)
関連ニュース
8/29(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
8/30(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
8/31(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 284 |
2位 | ランド・ノリス | 275 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 187 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 172 |
5位 | シャルル・ルクレール | 151 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 64 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 54 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 27 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 559 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 260 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 236 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 194 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 70 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 52 |
7位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 51 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 45 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 35 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

