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ピアストリ完勝、レーシングブルズのハジャーが初表彰台。ノリス不運なリタイア【決勝レポート/F1第15戦】
2025年8月31日
8月31日、2025年F1第15戦オランダGPの決勝レースが行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がポール・トゥ・ウインで自身通算9勝目/今季7勝目を飾った。
2位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3位にアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は9位となった。
フェルスタッペンの母国オランダの北西部、北海に面した砂浜の側に位置するザントフォールト・サーキットを舞台に開催された第15戦。スタートタイヤは20台中14台がミディアムタイヤ(イエロー/C3)をチョイス。
一方、3番グリッドのフェルスタッペン、12番グリッドの角田、16番グリッドのフランコ・コラピント(アルピーヌ)と17番グリッドのニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)の4台はソフトタイヤ(レッド/C4)を選択。そして、18番グリッドのエステバン・オコン(ハース)、ピットスタートのオリバー・ベアマン(ハース)はハードタイヤ(ホワイト/C2)を履いた。
雲が上空を覆うなか、気温21度、路面温度29度、湿度69パーセントとなるなか、72周のレースはスタートを迎えた。ピアストリがターン1のホールショットを守るも、ソフトタイヤのフェルスタッペンが抜群の蹴り出しで2番手でターン1に飛び込んだ。

ターン1立ち上がりで一旦はランド・ノリス(マクラーレン)が2番手に返り咲くが、フェルスタッペンは続くターン2でアウト側からスピンギリギリの攻防を見せて2番手の座を取り戻し、3番手ノリス、4番手アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)、5番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)というオーダーに。
一方の角田もソフトタイヤの利点も生きたか、オープニングラップでアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)をかわし11番手に浮上する。
ソフトタイヤのフェルスタッペンは早めにピアストリを攻略したい状況だったが、ミディアムタイヤながらピアストリはファステストペースで周回を続け、4周目にはフェルスタッペンに2秒のギャップを築き、その後もピアストリの独走が続く。
9周目、このころにはソフトタイヤとミディアムタイヤの形勢が逆転したか、ターン1でノリスがフェルスタッペンをかわし2番手の座を取り戻す。この時点でピアストリとノリスの間には4.4秒のギャップが開いていたが、ノリスはかなりのハイペースでギャップをじわじわと縮める。また、10周目ごろから角田が一度かわしたアントネッリの猛追を受けることに。

ワンツーを形成したマクラーレン勢は、3番手フェルスタッペンより毎周1秒以上速いペースで周回を続ける。フェルスタッペンは3番手を守るも、ミディアムタイヤの4番手ハジャー、5番手ルクレールとのギャップが縮まる苦しい展開に。
15周目を迎えるころ、ザントフォールト・サーキットに雨粒がわずかに落ち始めるもタイムにはほとんど影響はなく、18周目にはノリスがピアストリとのギャップを3.2秒まで縮めた。
19周目に13番手だったフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がハードタイヤに交換。11番手の角田はアンダーカットに対応するべく、20周目にハードタイヤに履き替える。ただ、ここはアロンソがアンダーカットに成功し、角田の前に出ることに。
そんななか、23周目のターン3でルイス・ハミルトン(フェラーリ)がクラッシュを喫しセーフティカー(SC)導入に。ピアストリ、ノリス、フェルスタッペン、ハジャー、ラッセルらはこのSC中にタイヤを交換。なお、上位勢のほどんとが第2スティントにハードタイヤを履くなか、フェルスタッペンはミディアムタイヤをチョイスした。ルクレールは23周目、ハミルトンのクラッシュ直前にタイヤ交換を終えたこともあり、ラッセルに先行を許し6番手に後退する。

27周目にリスタートを迎えた。上位勢はクリーンなリスタートだったが、7番手リアム・ローソン(レーシングブルズ)の左リヤタイヤと8番手カルロス・サインツ(ウイリアムズ)の右フロントタイヤが接触。2台はスローダウンし、緊急ピットインを強いられることに。この接触についてはサインツに10秒のタイムペナルティが下った。一方、角田はこのリスタートのタイミングでアロンソをかわし12番手の座を取り戻す。
31周目、ホームストレート上に脱落したパーツ回収のためバーチャル・セーフティカー(VSC)が入った。そのVSC明け直後の32周目、ターン11〜12でルクレールが僅かに接触しながらラッセルをパスし5番手の座を取り戻す。
「彼はコース外から抜いたよ!」とラッセルは苛立つが、対するルクレールは「彼はスペースを残していないから文句は言えないよ」と、無線をチームに飛ばした。この接触でラッセルはフロアにダメージを受け、チームメイトのアントネッリにポジションを譲る展開に。
ハードタイヤに履き替えたマクラーレン勢はかなりペースを落とし、しばらくはフェルスタッペンを2秒後方に引き連れて周回を続けた。ただ、40周を過ぎるとピアストリとノリスはペースを上げ、1.5秒差のなか2台だけの攻防戦を繰り広げる。
一方、ハードタイヤでスタートしたハース勢はレース後半まで引っ張り続け、47周目時点でオコンが10番手、ベアマンが11番手につけた。2台のハース勢が17番手までの6台を蓋するトレイン状態となるなか、角田は12番手でハース2台の背中を追う。

52周目に6番手アントネッリが上位勢で最初に2度目のタイヤ交換を実施。5番手ルクレールはアンダーカットを封じるべく、翌53周目に2度目のタイヤ交換を終えてコースに復帰する。ルクレールはアントネッリの直前でコースに復帰するが、ターン3でルクレールがアンダーを出すなか、アントネッリがインに入り2台は接触。
アントネッリは自走してピットに戻ることが叶うも、ルクレールは弾みでウォールにクラッシュしここでリタイア。フェラーリは2台揃ってターン3でレースを終えることになった。このアクシデントで2度目のSC導入に。なお、このアクシデントについてはアントネッリに10秒のタイムペナルティが下っている。
この2度目のSC中に上位勢は各車タイヤを交換。ピアストリ(ハード)、ノリス(ハード)、フェルスタッペン(ソフト)、ハジャー(ソフト)、ラッセル(ソフト)というトップ5に。

58周目にレース再開。13番手の角田はVSC中に無線でスロットル系のトラブルを訴えていたが、59周目には1ストップ(ステイ組)のガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)をかわし12番手に浮上する。
ハードタイヤに変えたマクラーレン勢は、ソフトタイヤのフェルスタッペンより1秒速いペースで周回を重ねる。ピアストリとノリスは1.4秒前後のギャップをキープしながら、スパートをかけるタイミングを計る。
一方、4番手ハジャーは3番手フェルスタッペンと遜色ないタイムを記録。フロアにダメージを負った5番手ラッセルはハジャーに近づくことができず、ハジャーは初表彰台の可能性を残しながら、チャンピオンの背中を追う。

そんななか、65周目に2番手ノリスのマシンから白煙が出た。ノリスはマシンを止め、ここでレースを終えることになった。このノリスのリタイアは、2025年シーズンのタイトル争いを大きく左右するかもしれない。これでフェルスタッペンが2番手、ハジャーが3番手に浮上し、3度目のSC導入となった。
69周目、残り4周でレースは再開。フェルスタッペンはターン1で揺さぶりをかけようにもピアストリには死角はない。また、角田がピエール・ガスリー(アルピーヌ)をかわし10番手/入賞圏内に浮上する。そしてハジャーは、ラッセルとのギャップを1秒以上キープし、3番手をキープする。
72周目を終え、ピアストリがポール・トゥ・ウインで自身通算9勝目/今季7勝目を飾った。ノリスとのポイント差を一気に広げる一勝となった。2位にフェルスタッペン、そして3位にハジャーが続き、F1デビューイヤーに初表彰台獲得という大仕事を成し遂げた。
以下、4位ラッセル、5位アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、6位ベアマン、7位ランス・ストロール(アストンマーティン)、8位アロンソ、9位角田、10位オコンまでが入賞となった。角田は10番手でチェッカーを受け、アントネッリの計15秒のタイムペナルティに伴い9位に繰り上がっている。
次戦となる2025年F1第16戦イタリアGPは9月5〜7日に、モンツァ・サーキットで開催される。


(Text:autosport web)
8/29(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
8/30(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
8/31(日) | 決勝 | 結果 / レポート |


1位 | オスカー・ピアストリ | 284 |
2位 | ランド・ノリス | 275 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 187 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 172 |
5位 | シャルル・ルクレール | 151 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 109 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 64 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 54 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 27 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 559 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 260 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 236 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 194 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 70 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 52 |
7位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 51 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 45 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 35 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

