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ティム・メイヤーがFIA会長選挙への出馬を正式発表『FIAフォワード』と名付けたキャンペーンでビン・スライエムに対抗

2025年7月5日

 アメリカ人の実業家であり長年FIAの職員を務めてきたティム・メイヤーが、7月4日の朝、現職のモハメド・ビン・スライエムに対抗して、12月のFIA会長選挙に立候補することを発表した。


 以前から、多くの主要国のクラブが、ビン・スライエムが連盟を運営するやり方や、他の人々が彼に挑戦することをほぼ不可能にするような形でFIAの定款を変更してきたことに反発しているのは明らかだった。

 モータースポーツUK会長であり、プロドライブの創設者であるデビッド・リチャーズが候補者とみなされていたが、新たに設定された年齢制限を超えているため立候補資格がなくなり、別の候補者が前に出なければならなかった。


 ラリーおよびラリーレイドの伝説的存在であるカルロス・サインツSr.がFIA会長選への立候補を検討していると発表した際には皆が驚いたが、ティム・メイヤーの立候補が大きな勢いを得ていると理解したサインツは、出馬を断念した。そして、メイヤーは、F1イギリスGPフリープラクティス開始の数時間前、シルバーストン郊外にて正式に立候補を発表した。

ティム・メイヤー
ティム・メイヤーがFIA会長選挙への出馬を正式発表

 マクラーレンの共同創設者テディ・メイヤーの息子で、弁護士であるティム・メイヤーは、長年モータースポーツに関わってきた。金曜日の記者会見の際に彼は、モータースポーツメディアに対して、自身の経歴を簡潔にまとめて、改めて自己紹介した。


「私はティム・メイヤーであり、本日FIA会長選への立候補を発表する」という言葉から、スピーチは始まった。


「私たちのキャンペーンは『FIAフォワード』と名づけられており、それは連盟の中心に新たなエネルギー、新たな焦点、そして刷新された誠実さをもたらす時が来たことを意味している」


「それはプロフェッショナリズム、成長、そして加盟クラブへの奉仕、ひいてはモータースポーツとモビリティの未来に対する約束である」


 メイヤーは、モータースポーツ界およびFIA内でこれまで果たしてきた数々の役割について、次のように説明した。


「私はこの世界で34年間過ごしてきた。私の旅はインディカー・レーシングから始まり、テレビプロデューサー、プロモーター、主催者、そしてオフィシャルを務めた。チャンプカーにおいてはレース運営部門の上級副社長として、北米、南米、アジア、ヨーロッパでイベントを開催してきた。IMSAのCOOとしては、アメリカン・ル・マン・シリーズを含む主要なスポーツカーレース選手権を監督し、その中で初めてFIAと協力することになった」


「1998年以降、私は我々のASN(国内競技連盟)のディレクターを務めている。16年間、世界モータースポーツ評議会の副代表を務め、数多くのFIA委員会で活動し、レースディレクター、指導者、そしてほぼすべてのFIAカテゴリー──ラリークロス、スポーツカー、ツーリングカーなど──でスチュワードを務めてきた。また、F1の審判団の議長も務めた。F1グランプリ19戦およびその他数十の世界選手権イベントにおいて、何千人ものマーシャル、オフィシャル、安全要員の編成を担当してきた」


 質疑応答の前に、メイヤーは次のように締めくくった。


「私は、チームやスターであるドライバーたちと協力し、プロフェッショナルなオフィシャルを育成し、ステークホルダーを敬意をもって扱うような、世界的組織を率いるために何が必要かを理解している。私はFIAの統治構造を理解しており、この組織に説明責任を持たせるために何が必要かを知っている。そして何よりも、私はFIAが最大の違いを生み出せるエリアを知っている。それは加盟クラブ、特に十分に支援を受けていない地域のクラブを支援することだ」

FIA
FIAロゴ


(Text : GrandPrix.com)


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