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角田裕毅、DRSトレインに妨げられ17位「予選で上位を確保できなかった自分の責任」ガスリーとの接触は「大きな謎」

2025年5月26日

 2025年F1モナコGP決勝で、レッドブルの角田裕毅は17位という結果だった。


 12番グリッドからソフトタイヤでスタート。1周目にポジションを落とした角田は、ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)のクラッシュによるバーチャルセーフティカー下で最初のタイヤ交換を行い、ハードタイヤを装着し、17番手でコースに復帰した。

決勝1周目の角田裕毅(レッドブル)
2025年F1第8戦モナコGP 決勝1周目の角田裕毅(レッドブル)

 9周目、ヌーベルシケインで、後ろを走るピエール・ガスリー(アルピーヌ)が角田に追突。ガスリーはリタイアしたものの、幸い角田は走行を続けることができた。ランス・ストロール(アストンマーティン)に追いつき、ストロールがピットインした後は、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)の1秒以内を走り続けることになった。


 角田は、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、カルロス・サインツ(ウイリアムズ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、アントネッリが連なるDRSトレインの中を走り続けた。ローソンはチームメイトがピットストップ後に戻る空間を作るためにペースを落として走行、ローソンがピットストップを済ませた後には、ウイリアムズ勢がチームメイトのポジションを守るために遅いペースで後ろを抑え続けた。


 その隊列のなかで、角田はペースを上げられることなく、レース終盤まで走り、73周目に、義務化された2回目のタイヤ交換を実施して、ミディアムタイヤを装着。17番手でコースに復帰し、その位置でフィニッシュした。


 レース後、角田とガスリーの接触について審議がなされた結果、スチュワードは、ガスリーに対して、ドライビングに関する戒告を与えた。ガスリーとアルピーヌは、角田が1台分のスペースを残さなかったことが接触の原因であり、角田はブレーキング中に進路を変えたと主張したが、スチュワードはそれらの主張を認めず、ガスリーのオーバーテイクの試みが成功する可能性は低く、もっと慎重な行動を取るべきであったと決定づけた。

角田裕毅(レッドブル)とピエール・ガスリー(アルピーヌ)
2025年F1第8戦モナコGP 角田裕毅(レッドブル)とピエール・ガスリー(アルピーヌ)

■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=17位(76周/78周)
12番グリッド/タイヤ:ソフト→ハード→ミディアム


「全体的に見て、今週末は僕にとってフラストレーションの多い週末でしたが、今日に関しては、僕が大きく違ったことをできたわけではありません。もっと良い予選をすることが僕の責任です」


「確実に言えるのは、昨日、僕は、自分自身のためになること、チームのためになることをできなかったということです。これほど後方の順位で予選を終えたならば、ここモナコのレースでは良い展開を期待することはできません。その状況を作り出したのは自分自身です」


「ピエールが僕に衝突してきたことを除けば、レースではあまり多くのことは起きませんでした。僕はひどいトラフィックに引っかかっていて、今までで一番長いレースのように感じました。モナコでは、ただそこを走っているだけだったり、ひとりで走っているだけのときは、楽しくありません。前のマシンに引っかかっていると、自分のリズムを作り出すことができないのです」


「イモラによる僕のマシンへの制限がモナコに大きく影響したとは感じていません。ペースは問題なかったですし、FP3や予選のQ1では良い感触がありました。ただ、全体的にうまくまとめることができませんでした」


「来週末には、すべてをうまくまとめたいと思いますし、全体的にもっと良い仕事をする必要があります」


(ガスリーとのインシデントについて語り)「大きな謎です。僕は、ブレーキング中に動くなど、何もおかしなことはしていません」


「正直、何が起こったのか分かりません。振り返ってみても、覚えているのは、(ガスリーが)ぶつかってきたことだけです」

角田裕毅とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
2025年F1第8戦モナコGP 角田裕毅とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)


(Text : autosport web)


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