ラッセル3位「マシンに苦労した週末だったが、決勝で挽回できた」アントネッリはハードタイヤに手こずり後退
2025年5月5日
2025年F1マイアミGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルは3位、アンドレア・キミ・アントネッリは6位を獲得した。
3番グリッドのアントネッリは、ランド・ノリス(マクラーレン)の後退により、2番手に上がるが、ペースの速いマクラーレン勢を抑えることができず、すぐに抜かれて9周目には4番手となった。さらに、25周目にタイヤ交換を行った後に、バーチャル・セーフティカーが導入され、それを利用してピットストップを行えたラッセルが3番手に浮上する一方で、アントネッリは5番手に下がってしまった。
アントネッリはハードタイヤでのペースが悪く、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)にもかわされて6番手となり、その位置でフィニッシュした。ラッセルは後ろから追いついてきたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を抑え切って3位を獲得。レッドブルは、ラッセルがイエローフラッグ規則の違反を犯したとして抗議を提出したが、スチュワードはその主張を認めず棄却。ラッセルは3位を守ることができた。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(57周/57周)
5番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
「今日マイアミで3位を獲得して終えられたことに本当に満足している。今週末はいつもより少し苦戦していて、今シーズンの他のレースの時ほどマシンの中で快適には感じられなかった。少し劣勢な状況だったが、肝心な場面では良いパフォーマンスを発揮できて、また強力な結果を持ち帰ることができた」
「ピットイン後はフェルスタッペンがすぐ後ろにいたけれど、ミディアムタイヤでは自信があったし、自分のペースをマネジメントして彼を後ろに留められると分かっていた」
「最終的に、マクラーレン勢は他の全チームに対してかなりのアドバンテージを持っていたので、彼らにはおめでとうと言いたい。彼らとの差を詰めるのは大変な課題になるが、僕たちはそのために努力を続けていく。イモラから始まるヨーロッパでのトリプルヘッダーを楽しみにしているよ」

■アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(57周/57周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「残念ながら、今日は僕たちにこれ以上の順位を争えるほどのペースがなかった。スタートはうまく決まり、2番手を走行していたが、マクラーレン勢のペースがあまりに速く、彼らの後ろに下がることになった。最初のスティントではミディアムタイヤでの感触は良かったが、レース後半のハードタイヤでは少し苦戦した。ペースが良くなくて、それが6位という結果につながった。なぜそうだったのか、チームとして分析して、どこを改善できるかを見ていかなければならない」
「それでも、週末全体としては満足している。予選でのペースは強力だったし、初めてスプリントのポールポジションを取れたのはうれしかった。レースマネジメントの面ではまだ経験を積んでいるところで、シーズンが進むにつれて確実に成長していくと思う。今はイモラでの次のレース、そして僕にとって初めてのホームグランプリがとても楽しみだ。素晴らしい雰囲気になり、大勢から応援してもらえると思うから、イモラの週末が待ちきれない」

(autosport web)
関連ニュース

1位 | オスカー・ピアストリ | 131 |
2位 | ランド・ノリス | 115 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 99 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 93 |
5位 | シャルル・ルクレール | 53 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 246 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 141 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 105 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 94 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 37 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

