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失意のハミルトンを庇うフェラーリF1代表。「バランスに苦戦しているだけ。心配していない」
2025年4月23日
フェラーリF1チームのフレデリック・バスール代表は、イギリスメディアがルイス・ハミルトン(フェラーリ)のサウジアラビアGPでのパフォーマンスを厳しく批判したことを受け、7度の世界チャンピオンを擁護した。
2025年シーズン第5戦が行われた4月18日からの週末を通して、僚友であるシャルル・ルクレール(フェラーリ)に対抗することができなかったハミルトンは、土曜の予選ではチームメイトより0.5秒以上遅く、かろうじてQ3に進出したものの、日曜のレースではルクレールから30秒以上遅れて7位に終わった。
ハミルトンが、「今週末から得られるポジティブなことは何もなかった」と発言したことを指摘されたバスールは、次のように主張した。
「ルイス(・ハミルトン)が落胆していることをポジティブに受け止めている。もし彼がこの状態に満足していたら、私はもっと心配するだろう」
「彼はレーサーであり、競技者であり、自分の持っているものを最大限に活用したいと思っている。うまくいけば、もちろん我々は前進できるだろうが、今はともに対処しなければならないし、それが我々が前進していく方法となるだろう」

40歳のハミルトンに状況を変えるだけの力がある、とまだ考えているかと問われたバスールは、「2000%支援する」と誓い、「我々はできる限りのサポートを行い、翌日の朝から解決策と結果を見出すための取り組みを行う。そして解決策と結果を見つけることになるだろう」と明言した。
「私はそれほど心配していない。彼が中国GPでやり遂げたことや、先週のバーレーンでのレース、あるいは今日の第2スティントの前半を見れば、確かにポテンシャルがあることがわかる」
「あとはバランスを調整するだけだ。彼はマシンのバランスに苦戦しており、それがタイヤに悪影響を与えているが、マシンのポテンシャルについては疑いの余地はない」
この件にこだわったイギリス人記者によって質問攻めにあったバスールは、「明日、『フレッドがああ言った、こう言った』という大見出しを記事につけたいのはわかるが、それはまったくのデタラメだ」と語り、自身の怒りを笑い飛ばしながら、次のように述べた。
「我々は競争をしている。良いときもあれば悪いときもある。浮き沈みがあれば世界チャンピオンにはなれないし、どこにも行けない。それが競争の世界だ」
さらに同氏はこう付け加えた。「バーレーンでのマックス(・フェルスタッペン)について、彼が表彰台のどこにもいなかったときに、あなた方が同じ結論を出したかどうか私は知らない。これは、10台のマシンがコンマ数秒差で競い合うような熾烈な競争だ。では、マックスを見てみよう。彼は日本で優勝したが先週はトップから30秒以上おくれてフィニッシュした。そして、今回はもう少しで優勝するところだった」

(Text:GrandPrix.com / Translation : AKARAG)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 99 |
2位 | ランド・ノリス | 89 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 87 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 73 |
5位 | シャルル・ルクレール | 47 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 38 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 31 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 20 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 188 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 111 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 89 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 78 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 25 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

