最新記事
- 「Q3に滑り込みいいラップを刻めたことは誇り...
- 「もう少しいいタイムを出せたのではないかと...
- メルセデスのラッセルがスプリントで2位「予...
- 金曜に苦しんだフェラーリが挽回。予選3番手...
- Q2敗退も、前日の反省が活きた予選「早すぎた...
- 【F1アメリカGP予選の要点】ピアストリに漂う...
- フェルスタッペンが今季7回目のPP獲得。角田...
- 【正式結果】2025年F1第19戦アメリカGP 予選
- ストロールに5グリッド降格ペナルティ。ブレ...
- マクラーレン失意のダブルリタイア。フェルス...
- 【正式結果】2025年F1第19戦アメリカGPスプリ...
- グランプリのうわさ話:レッドブル入りが噂さ...
デビュー戦4位、驚異の新人に「驚きはない」とメルセデスF1代表。「キミの能力は知っている」
2025年3月20日
メルセデスF1チームのボス、トト・ウォルフは、オーストラリアで行われた開幕戦のレース終了後、チームの新ドライバーのパフォーマンスについてコメントを求められた際、冷静な態度で「彼の持つ潜在能力はずっとわかっていたので驚きはしなかった」と主張した。
18歳のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が、今シーズン最初のグランプリの“スタールーキー”だったことは疑いようがない。スタート時の16番グリッドからレース終了時には4位まで挽回したことは、メルセデスのドライバーである彼のスピードと、新人ドライバーが初めてのF1レースで直面したもっとも難しいコースコンディションを切り抜ける能力を示すものとなった。
予選での小さなミスが、このイタリア人ドライバーをレースで劣勢に追いやったのは明らかだ。アントネッリは、Q1の最終走行開始時にターン6でコースを外れ『W16』のフロアを損傷し、フロアの一部をコース上で引きずったためQ2進出を逃したのだ。
しかしレースでは、序盤にターン4で一度大きなスピンを喫した以外、アントネッリはミスがなく、コンディションが混乱した際にチームが下した適切な戦略的判断にも助けられ、日曜日に見せた数々の大胆な動きのひとつでアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)を抜き、残り2周で4番手に浮上した。

非常に誇らしげなウォルフは、「我々はつねにキミ(・アントネッリ)の潜在能力を知っていた」と述べ、「我々は子どもの頃から彼を追ってきたが、彼はプレッシャーの下でも力を発揮する」と付け加えた。
同氏は、若いイタリア人ドライバーの週末を見た後、次のように語った。「予選で起こったことは彼のせいではない。彼は間違った場所でバンプ(路面の凹凸)にぶつかり、フロアを損傷したが、フロアが緩まなければ、彼は予選でさらに上位につけていただろう」
「そしてレースで彼はミスをすることなく、ゆっくりと、しかし確実に全員を適切に抜いていけたのがわかっただろう。スピンはあったが、それ以外を見れば4位は彼にふさわしい結果だ」
■いきなりは抜けない長年の慣習
ウォルフにとってオーストラリアGPは、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)を自身が率いるチームのレギュラードライバーとしてマシンに乗せずに臨む初めてのグランプリレースとなったが、新たな現実に慣れるのに時間が掛かったことを認めた。
彼は次のように打ち明けた。「スクリーンを見ているとき、まるで3人のドライバーがいるかのようだった。私が見ていたのは、RUS(ジョージ・ラッセル/メルセデス)、ANT(アントネッリ)、HAM(ハミルトン)だったからだ。そして知ってのとおり、HAMは実際にはフェラーリにいるので、もはや我々と一緒ではない……」
ウォルフは次のように締めくくった。「我々が一緒に過ごした時間はとても長かったので、このような瞬間を経験するのは当然のことだ。彼がいなくなったからもう気にしない、というわけにはいかない。彼がどうしているか大いに気にするが、コース上で彼が競争相手であることは明らかで、我々はその競争相手に勝つ必要がある」

(Text : GrandPrix.com / Translation : AKARAG)
関連ニュース

1位 | オスカー・ピアストリ | 336 |
2位 | ランド・ノリス | 314 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 273 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 237 |
5位 | シャルル・ルクレール | 173 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 125 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 88 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
9位 | アイザック・ハジャー | 39 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 650 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 325 |
3位 | スクーデリア・フェラーリHP | 298 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 290 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 102 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 68 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 46 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
第23戦 | カタールGP | 11/30 |

