最新記事
【2025年F1チーム別プレビュー/アルピーヌ】内部改革が効果を発揮。ドライバーふたりには大きなプレッシャー
2025年3月10日
2025年F1シーズンが3月14〜16日のオーストラリアGPで幕を開ける。10チーム、そして20人のドライバーたちは、今シーズンどのような活躍が期待され、どのような課題に直面するのか。長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏の見解を、チーム別にお届けする。今回は2024年コンストラクターズ選手権6位だったアルピーヌに焦点を当てる。
────────────────────
■アルピーヌ:目覚ましい開発スピードを発揮した昨年終盤。本当の試練は今年
昨年の内部改革は驚くほどの効果を発揮したようで、シーズン終盤に見せたA524の開発スピードには目を見張るものがあった。新経営陣にとっては、今年が本当の試練になる。チームは2024年よりもはるかに良い状態でシーズンをスタートするものの、最前線との差を埋めるためには、昨年と同様の開発スピードを維持する必要があるだろう。
■ピエール・ガスリー:実はプレッシャーにさらされているエース
ついにエステバン・オコンから解放されたガスリーは、シーズン初めから、ジャック・ドゥーハンに対して、明白な差をつけ、誰が見ても疑問の余地がないほど確固としたチームリーダーの地位を確立する必要がある。
フランコ・コラピントがリザーブドライバーとして加入したことで、ドゥーハンはシートを失う危険にさらされ、大きなプレッシャーがかかっていると、多くの人々は考えている。だが、フラビオ・ブリアトーレのやり方を考えれば、実際により大きなプレッシャーの下にいるのはガスリーの方かもしれない。ガスリーは、シーズン序盤に若きドゥーハンに圧倒的に勝つことができなければ、シートを奪われ、コラピントに道を譲る羽目になる可能性がある。
■ジャック・ドゥーハン:持ち前の冷静さで難局を乗り越えられるか
自身初のF1フルシーズンを迎える段階でこれほどのプレッシャーをかけられるのは、極めて不公平だ。しかし、それがブリアトーレ流の“歓迎”の仕方と考えるしかない。
ドゥーハンは、周囲の雑音を遮断し、トラック内外でやるべきことを着実にこなしてきた。だが、彼に与えられている猶予期間は短い。マイアミGPまでの成績が、おそらく彼のF1キャリア全体の行方を左右することになるだろう。ドゥーハンは、世界最速のドライバーではないかもしれないが、冷静な判断力を持ったドライバーであり、それが彼の目標を達成する助けになるだろう。
(Luis Vasconcelos)
関連ニュース
3/14(金) | フリー走行1回目 | 10:30〜11:30 |
フリー走行2回目 | 14:00〜15:00 | |
3/15(土) | フリー走行3回目 | 10:30〜11:30 |
予選 | 14:00〜 | |
3/16(日) | 決勝 | 13:00〜 |


※アブダビGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 437 |
2位 | ランド・ノリス | 374 |
3位 | シャルル・ルクレール | 356 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 292 |
5位 | カルロス・サインツ | 290 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 245 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 223 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 70 |
10位 | ピエール・ガスリー | 42 |

※アブダビGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 666 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 652 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 589 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 468 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 94 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 65 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 58 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 4 |

