オラクル・レッドブル・レーシングは、2025年シーズンに向けてセルジオ・ペレスがチームを離れることを発表した。

　ペレスは2011年にザウバーからF1にデビューし、マクラーレン、フォースインディア／レーシングポイントに在籍し、2020年にバーレーンの外周コースを使ったサクヒールGPでキャリア初優勝を飾った。2021年にレッドブルに加入し、2023年にはシーズン中盤に調子を落とすもドライバーズ選手権で2位に入り、レッドブルは初めてドライバーズ選手権の1位（マックス・フェルスタッペン）と2位を独占した。

　2024年も序盤は表彰台に乗り、ペレスはフェルスタッペンとともに3度のワンツー・フィニッシュを達成した。しかし徐々にペレスの成績は低迷していき、6月にはレッドブルとの契約を2年延長したものの、レッドブルはシーズン終了後に2025年のラインアップについて議論を行うとしていた。

　2024年を最後にレッドブルを離れることが決まったペレスは、次のようにコメントを発表した。

「オラクル・レッドブル・レーシングでのこの4年間と、このような素晴らしいチームとレースをする機会にとても感謝している。レッドブルでのドライビングは忘れられない経験であり、ともに成し遂げた成功はいつまでも大切にしたい。僕たちは記録を更新し、驚くべきマイルストーンに到達し、その過程で多くの素晴らしい人々と出会う機会に恵まれた。経営陣、エンジニア、メカニック、ケータリング、ホスピタリティ、キッチン、マーケティング、コミュニケーション、そしてミルトンキーンズのみんなに至るまで、チームのすべての人に心から感謝している」

「また、この数年間、チームメイトとしてマックスとともにレースをし、成功を分かち合えたことを光栄に思う」

「世界中のファンのみなさん、特にメキシコのファンのみなさんには、毎日揺るぎない応援をしてくれたことについて非常に感謝している」

「またすぐに会いましょう。そして忘れないで……決して諦めないで」

　なお、現時点ではペレスの後任については発表されていない。