F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

フェルスタッペン、ルワンダで草の根レベルのモータースポーツ育成プログラムに参加「どんなことも可能だ」と取り組みに感銘

2024年12月18日

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは12月13日に、ルワンダのキガリでFIAから義務付けられた社会奉仕活動を終えた。この活動から、2024年のF1世界チャンピオンは、次世代を鼓舞する自身の役割について深く考えることになった。


 フェルスタッペンは、若いドライバーに刺激を与えて指導することを目的に、ルワンダ自動車クラブが主催した草の根レベルのモータースポーツ育成プログラムに参加した。このプログラムの使命は野心的なもので、アフリカでモータースポーツをもっと身近で包括的なものにしようとしている。


 この1日の奉仕活動は、シンガポールGPの記者会見でフェルスタッペンが不適切な言葉を使用し、彼にペナルティが科された結果行われたものだったが、フェルスタッペンにとっては、将来有望なドライバーやエンジニアと交流する機会となった。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2024年F1第18戦シンガポールGP木曜日 FIA会見 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)


 だが、この日は単なる懲戒処分以上の意味を持った。フェルスタッペンは、ルワンダの若者たちの情熱を目の当たりにして明らかに感動していた。イベント後、27歳のフェルスタッペンは記者団に対し、大陸におけるモータースポーツの可能性についてその興奮を語った。


「世界中であらゆるものがどんどん高価になっているから、自国で(モータースポーツを)盛り上げれば、子どもたちにとってより手頃なものにすることができる」と、63回のグランプリ優勝経験を持つフェルスタッペンは語った。


「そういう可能性があるのは素晴らしいことだと思うし、それによってすべての子どもたちが刺激を受けて、彼らが将来レーシングドライバーやエンジニアになりたいと思うようになることを願っている」


 カート界の神童としてモータースポーツ界で一躍名声を得たフェルスタッペンは、モータースポーツの経済性と手の届きやすさが世界的な課題であることを認識している。キガリでの彼の経験は、こうした障壁を打ち破ることを目指すルワンダの草の根プログラムのようなものの重要性を強調することになった。


「これは大きな可能性を秘めているし、あらゆる人たちが取り組んでいると思う。みんなが夢中になるようにしているんだ。世界のどの場所の出身なのかということは関係ない。どんなことも可能だ」


「なぜ僕たちがここにいるのかということも重要だと思う。5年から10年後には、もっと多くの人たちが(モータースポーツに)参入してくることを期待しているし、そのことにとても興奮している」


 フェルスタッペンの社会奉仕活動の直後には、対照的なイベントがあった。キガリで開催されたFIAの華やかな授賞式で、フェルスタッペンは4年連続でF1世界選手権トロフィーを受け取った。このタイトルにより、彼はアラン・プロストやセバスチャン・ベッテルといった伝説のドライバーたちと肩を並べ、このスポーツ界における偉人のひとりとなった。


「子どもの頃から成長すると、こういうことを考えなくなる。名前を見て、『わあ、本当にすごい。僕もいつか表彰台に上がれたらいいのに!』と思うんだ」


「でも、人生には幸運が訪れることもある……。ちょうどいいタイミングでちょうどいい場所にいることもできる! 僕は幸運にもそうすることができた。素晴らしいことだ。4つのタイトルは信じられないようなことだ」


 今ではフェルスタッペンの名はスポーツ界の偉人のひとりとして刻まれているが、彼の成功への渇望は衰えていない。


「もちろんここで終わることなく、より長い期間にわたって成功を続けられることを願っている。今のところはこの瞬間を楽しみ、チームとしても成し遂げたことを誇りに思うことが重要だ。そして来年また挑戦していくんだ」

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2024年F1第22戦ラスベガスGP ドライバーズ選手権を4連覇したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

12/6(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
12/7(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/8(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd22 ラスベガス&Rd23 カタール&Rd24 アブダビGP号