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【F1第20戦決勝の要点】逆転タイトルを狙うノリスに立ち塞がるフェラーリという大きな障壁
2024年10月28日
「マックスが、あんなふうに来るだろうことは予測していたよ」
序盤のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との攻防について、レース終了直後のランド・ノリス(マクラーレン)は努めて冷静に振り返っていた。しかしバトルの最中には、「僕はクラッシュを避けようとしただけだ。これじゃ、前のレースと同じじゃないか。危険すぎるよ!」と、フェルスタッペンのドライビングを激しく非難していた。
1週間前にオースティンで行われたアメリカGPでもノリスとフェルスタッペンは同じように、サイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げ、この時はノリスが5秒ペナルティを科された。「コーナーのエイペックスに先に入っていたのはフェルスタッペンだったから」というのがペナルティの根拠だった。
しかしその後、「エイペックスを先に取ろうと無理に突っ込むマックスの走りが、本当に正義なのか?」とドライバー仲間からも疑問が提起され、ガイドラインが見直される運びに。フェルスタッペンが今回のノリスとのバトルで、計20秒という重いペナルティを受けたのは、その流れからの裁定とも言えた。
フェルスタッペンの後退で3番手に上がったノリスだったが、ワンツー体勢を構築したフェラーリとの差がなかなか詰められずにいた。ただ、終盤のシャルル・ルクレール(フェラーリ)のミスで2位表彰台を獲得。フェルスタッペンが6位に終わったことで、ノリスはドライバーズ選手権でのフェルスタッペンとのポイント差を一気に10ポイント詰めることに成功した。
とはいえその差は、まだ47ポイントある。残り4戦での挽回は、普通に考えればかなり厳しい。ノリスはフェルスタッペンと戦うだけでなく、ここに来て急激に強くなったフェラーリという大きな障壁も乗り越えなければならないからだ。
アメリカGP、メキシコシティGPと連勝したフェラーリは、今後も最終戦アブダビGPまで優勝の最有力候補で居続けるだろう。つまり、ノリスが大量得点できるチャンスは今までよりずっと減ってしまったということだ。それどころかコンストラクターズ選手権でも、フェラーリはマクラーレンに29ポイント差まで迫っており、こちらもかなり危うい状況だ。
ただ、フェルスタッペン側にも大きな不安材料がある。それは2024年型マシンRB20のロングランペースが、著しく悪いことだ。シーズン前半にもすでに、マクラーレンのMCL38と比較するとタイヤの持ちは劣っていた。
それでも何とか勝利を重ねていたわけだが、今はマクラーレンに加えてフェラーリが群を抜くロングランペースを誇る。もはやフェルスタッペンの能力だけではどうしようもないところまで、状況は悪化してしまった印象だ。メキシコシティGP決勝でもフェルスタッペンは何度も「タイヤがダメだ」と訴え、首位を快走するカルロス・サインツ(フェラーリ)より1秒前後遅いペースだった。
フェラーリの躍進がノリスにとって大きな足枷になっていることは確かだが、レッドブルのこの弱点をついてフェルスタッペンを追い詰めていけば、逆転は決して不可能ではないかもしれない。



(柴田久仁夫)
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| 1位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 72 |
| 2位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 49 |
| 4位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
| 5位 | ランド・ノリス | 25 |
| 6位 | オスカー・ピアストリ | 21 |
| 7位 | オリバー・ベアマン | 17 |
| 8位 | ピエール・ガスリー | 15 |
| 9位 | マックス・フェルスタッペン | 12 |
| 10位 | リアム・ローソン | 10 |
| 1位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 135 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 90 |
| 3位 | マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム | 46 |
| 4位 | TGRハースF1チーム | 18 |
| 5位 | BWTアルピーヌF1チーム | 16 |
| 6位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 16 |
| 7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 14 |
| 8位 | アウディ・レボリュートF1チーム | 2 |
| 9位 | アトラシアン・ウイリアムズF1チーム | 2 |
| 10位 | キャデラックF1チーム | 0 |


