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不公平なペナルティにフェラーリのドライバーたちが意見。ピアストリ支持にまわる/アメリカGP
2024年10月24日
F1アメリカGPの決勝でランド・ノリス(マクラーレン)に大きな影響を及ぼしたペナルティは、スチュワードが下した判定のなかで唯一物議を醸したものではなかった。マクラーレンのもうひとりのドライバーであるオスカー・ピアストリも、土曜日のスプリントレース中にターン12で起きたインシデントで5秒ペナルティを科されたのだ。
ピアストリはそのコーナーの進入時にピエール・ガスリー(アルピーヌ)をオーバーテイクして、出口までに使えるスペースをすべて使い、ガスリーはランオフエリアに向かうことになった。しかし、両者がエイペックスに到達してクリーンに動いた時点で、ピアストリはすでにガスリーの前にいた。そのため、日曜日のレース終了時にピアストリがペナルティに腹を立て、フェラーリの両ドライバーが彼の側に立ったのも不思議ではない。
レース後、彼の前で起きたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とノリスのインシデントについて尋ねられたピアストリは、「それを少し目にした」と語り、「両方のマシンがコースアウトしたので、両方のマシンがコースアウトしたことに対してペナルティを与えるのは少々難しいことだ」と付け加えた。
その後、ピアストリは自身のケースに言及し、「スプリントでの僕のペナルティを見てみると、基本的にはマックス(・フェルスタッペン)とランド(・ノリス)のペナルティとまったく同じだったが、マックスとは違い僕はコース上に留まってペナルティを受けた」と説明した。
「とくに他のドライバーのアウト側にいる場合、何が公平で何がそうでないかについて、ドライバーとして僕たち全員がそれぞれ異なる解釈を持っている。でも10cmまたは20cmの違いは、スペースの権利があるか否かの違いにはならないはずだ」
「そして当然ながら、スチュワードは一般的にはマシンをあまりドライブしたことがないから、その瞬間に判断するのはとても困難だろう。とくに昨日の僕のインシデントについてはね。今日のランドとマックスのことはとても似ているのに、正反対のペナルティが適用された」
驚いたことに、ライバルチームのドライバーたちはこの若いオーストラリア人ドライバーの味方だった。フェラーリのカルロス・サインツは次のように語っている。
「オスカー(・ピアストリ)のオーバーテイクは、僕から見れば完全にうまくいっていたし、スプリントでシャルル(・ルクレール)と僕が互いにやったことと非常に似ていた」
「そして昨日のオスカーに対するペナルティは本当に厳しかったし、僕がそうあるべきだと考えているガイドラインに沿っていないと感じた」と続けたサインツ。「正直に言って、昨日のペナルティには驚いたよ」
アメリカGPの決勝レースを制したシャルル・ルクレール(フェラーリ)もチームメイトの意見に同意した。「昨日のオスカーのペナルティについて、僕はカルロスに賛成だ。僕も少し厳しすぎると思った」
「でも、ルールに関しては明確だと思う。あらゆるシナリオを網羅したルールブックを用意するのは不可能なので、ルールの解釈が多少異なる場合もあるだろう。それでも、意見が合わないこともある。オスカーの件については、おそらく次のドライバーブリーフィングで話し合うことになると思う」
(GrandPrix.com
Translation: AKARAG)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 131 |
2位 | ランド・ノリス | 115 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 99 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 93 |
5位 | シャルル・ルクレール | 53 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 41 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 30 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 14 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 246 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 141 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 105 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 94 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 37 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 14 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 8 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 7 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

