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アルピーヌはなぜコラピントの起用を5戦に限定したのか。スポンサーの支払い遅延説とブリアトーレ流の采配
2025年5月8日
アルピーヌF1チームが、オリバー・オークス代表辞任という衝撃的な発表の12時間後、次戦エミリア・ロマーニャGPから、ジャック・ドゥーハンの代わりにフランコ・コラピントを2台目のマシンに起用することを明らかにしたのは、予想された事態だった。ブリアトーレは、ドゥーハンを降ろすという決断を、マイアミGP日曜夜、現地から発つ前に下したが、オークスはそれに同意していなかったとみられる。

ドライバー交代の発表自体は誰にとっても驚きではなかったが、この混沌とした一連の出来事に、またひとつ新たな展開が加えられた。コラピントがピエール・ガスリーと共に走ることが保証されているのは、エミリア・ロマーニャ、モナコ、スペイン、カナダ、オーストリアの5戦のみであり、その次の「7月のイギリスGP前に新たな評価が行われる」と、アルピーヌは発表したのである。
これは極めて異例な状況である。完全に財政的理由でドライバー交代が行われた1990年代以降、F1チームがドライバーをこのように扱うことはまれだった。ブリアトーレがこういう決定をしたのはなぜなのか。推測される理由としては、以下の3つが挙げられる。

第一は、ブリアトーレがコラピントを、彼がドゥーハンに強いたのと全く同じ状況に置きたいと考えている可能性だ。つまり、コラピントに限られた数のグランプリへの出場機会しか与えず、その中で自身の価値を証明させ、プレッシャーにどう対処するかを見るのである。これは昔からブリアトーレが採るお決まりの手法のひとつだ。彼は自分の下で働くすべての者に最大限のプレッシャーを与えることを好み、それによって人々の能力を最大限に引き出せると信じている。
第二は、ドゥーハンの契約が当初考えられていたよりも強力であり、彼とその支援者たちが、シーズン中のどこかでA525の2台目に復帰させる法的手段を有しているという説である。そのため、コラピントの起用期間は最大でもその5戦に限られるという可能性がある。

そして、おそらく最も可能性が高いと思われる第三の説は、コラピントを支援するアルゼンチン企業メルカドリブレ社のスポンサー料の支払いが遅延しており、ブリアトーレはそれに業を煮やしている可能性だ。これまでに支払われた金額は、オーストリアGPまでの契約分しかカバーしていないということが考えられる。
その場合、それまでに追加の支払いがなされなければ、コラピントはテストおよびリザーブドライバーの役割に戻り、ドゥーハンがレースシートに復帰することになる。メルカドリブレ社が契約どおりに支払いを継続すれば、コラピントはその支払額に応じた期間において、シートを保持することができるだろう。

余談だが、オークス代表のアルピーヌ離脱は、もうひとりのリザーブドライバーであるポール・アーロンにとって、悪い知らせだ。オークスはアーロンの熱心な支持者だったのだ。
オークスはジュニアフォーミュラにおいてアーロンを起用したことがあり、2026年以降にガスリーのチームメイトとして彼を起用したいと考えるほど高く評価していた。オークスがいなくなったことで、アルピーヌ・ドライバープール内でのアーロンの立場が変わると決まったわけではないが、少なくとも彼がチーム内で最も強力な後ろ盾を失ったのは確かだ。

(Text : GrandPrix.com)
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7/4(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

