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2勝目なるかノリス。フェルスタッペンの母国4連勝を封じる鍵はスタートか【F1第15戦予選の要点】
2024年8月25日
2021年に復活して以降、F1オランダGPはオランダ人のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が3戦連続のポール・トゥ・ウィンで制してきた。復活から4回目となる2024年、フェルスタッペンは予選でポールポジションこそ逃したものの、ランド・ノリス(マクラーレン)に続くフロントロウを確保した。しかし、25日(日)に行われる決勝レースで母国グランプリ4連勝を果たすのは、かなり厳しそうだ。
ポールポジションを獲得したノリスとの差は、それほど大きかった。フェルスタッペンはQ3のタイムでノリスに0.356秒及ばなかった。1周約70秒というショートコースでの0.356秒差はかなりの大差と言える。なぜ、これだけの差がついてしまったのだろうか。
フェルスタッペンは予選後のインタビューで、「ペースがなかった。風にも手こずった。車のバランスも、完璧とはいえなかった」と語った。なかでも右左と鋭く切り返すターン11〜12で、「ひどいオーバーステアに見舞われた」という。
ノリスとの区間タイムを比較すると、セクター2こそフェルスタッペンが僅差で最速だったが、セクター1で0.25秒差、セクター3も0.1秒差をつけられている。「クルマは素晴らしい仕上がりで、いい感触だった」と語るノリス。ポールラップ映像を見ても、絵に描いたようなオン・ザ・レールの安定した挙動で、風の影響はほとんど感じられない。
今回マクラーレンはフロントサスペンションやフロア、リアウイング、ビームウイングなどにアップデートを投入している。「(5月の)マイアミGPでのアップデートほど大規模なものではない」とマクラーレンのチーム代表を務めるアンドレア・ステラは語っていたが、今回もしっかりとパフォーマンス向上に繋げ、より死角のないマシンになったようだ。
フリー走行2回目(FP2)でのソフトタイヤによるロングランのペースでは、フェルスタッペンも決して悪くなかった。しかしノリスは、それ以上に良かった。予選3番手に終わったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)も、レースペースに関してはフェルスタッペンを凌ぐ。2台のマクラーレンに挟まれたかたちのフェルスタッペンは、厳しい戦いを強いられそうだ。
唯一、ノリスに付け入る隙があるとすれば、スタートか。ノリスは今季これまでポールポジションを獲得したスペインGP、ハンガリーGPでいずれもスタートに失敗し、早々に順位を落としている。いずれもフェルスタッペンを意識しすぎたことで、ジョージ・ラッセル(メルセデス)やピアストリに(そして肝心のフェルスタッペンにも)先行され、勝てたはずのレースを落としてきた。
しかし「今シーズン前半はミスが多すぎた」と振り返るノリスは、今季3回目のポールスタートとなる今回こそ失敗を繰り返さないはずだ。死角のないマシンとともに、ノリスはフェルスタッペンの母国で磐石のレースを展開するのではないだろうか。
(柴田久仁夫)
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9/13(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
9/14(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
9/15(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 313 |
2位 | ランド・ノリス | 254 |
3位 | シャルル・ルクレール | 235 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 222 |
5位 | カルロス・サインツ | 184 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 166 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 143 |
8位 | セルジオ・ペレス | 143 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 58 |
10位 | ランス・ストロール | 24 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 476 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 456 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 425 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 309 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 82 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/15 |
第18戦 | シンガポールGP | 9/22 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |