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首脳陣が変わったRBは「もはやジュニアチームではないと言わせている」とリカルド。一方で古巣の急成長には驚き

2024年8月6日

 ダニエル・リカルドは、彼のマクラーレンでの在籍期間が早すぎる終焉を迎えて以来、同チームがここまで躍進したことに驚いていると認めたが、RBでの将来に不信感は抱いていないと語った。


 リカルドはマクラーレン時代の2021年イタリアGPで、ランド・ノリスとのワン・ツーフィニッシュで優勝を飾ったが、問題のあるマシンから最大限のパフォーマンスを引き出すのに苦戦し、チームでの彼の時間はフラストレーションと失望が際立っていた。

2021年F1第14戦イタリアGP 表彰式
2021年F1第14戦イタリアGP表彰式 左からランド・ノリス(マクラーレン)、ザク・ブラウン(マクラーレン・レーシングCEO)、ダニエル・リカルド(マクラーレン)


 2022年、リカルドは交渉の末にマクラーレンを本来の契約期間よりも早く離脱し、そのシートはルーキードライバーのオスカー・ピアストリに引き継がれた。翌年、リカルドはアルファタウリ(現RB)でレースに復帰するまでシーズンの半分をレッドブルの控えの立場で過ごした。


 しかし、RBで輝きを取り戻し、最終的にレッドブルのシートを奪還するという計画であったのなら、その機会は実現していないことになる。リカルドは先週末のスパでは10位だったが、ポイント数では現在のチームメイトである角田裕毅に依然として及んでいない。こうしたすべてのことを踏まえて、リカルドはマクラーレンで何が起こったか、そして今シーズン終了後もF1で活躍するためには、RBで次に何をする必要があるかを振り返っている。


「もちろん僕がそこにいたときは、ほとんどの時間で苦戦したり、挑戦したりしていた」と、マクラーレンの急成長について質問されたリカルドは『Motorsportweek.com』に語った。


「僕はこのことを予測していただろうか? イエスとは言わない。予測していたとは思わないからだ。その観点からすると、2年後というか2年も経たないうちに、彼らがおそらくグリッド上で最速のパッケージになっているというのは、ちょっと驚きだ」


「でも、僕は『ああ、それさえあれば』なんてことは考えない。それがこのスポーツであり、そういうものなんだ。このスポーツで好成績を収め、成長し、短期間で大きな進歩を遂げているところがあったら、そこまで補わなければならない」

2024年F1第13戦ハンガリーGP 1周目ターン1でのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ランド・ノリス(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の3ワイドバトル
2024年F1第13戦ハンガリーGP 1周目ターン1でのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、ランド・ノリス(マクラーレン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の3ワイドバトル


 リカルドは自身の現状について、RBがレッドブルのジュニアチームのままでいることは喜ばしくないと語った。フランツ・トストの後任としてローレン・メキースがチーム代表に就任してリーダーシップが刷新されたことで、チームに新たな野心がもたらされることを期待しているという。


「変化はときにはよいものだ。新しいアイデアを持ち込むんだ」と、リカルドはスパで語った。


「確かに違う感じがある。ブランドをリニューアルし、僕たちは新しくなったとかなんとか言うのは簡単だと思うが、行動が伴わなければならない」


「フランツの時代に起こったことが正しくなかったというわけではない。ローレン、ピーター(・バイエル/チームCEO)、アラン(・パーメイン/レーシングディレクター)などここに来た多くの人たち、彼らはみんな、他のチームや組織で時間を過ごしてきた経験がある。(彼らは)物事の新しい見方をもたらした。それ自体と彼らの意図、そしてやり方が人々を立ち上がらせ、ここはもはやジュニアチームではないと言わせていると思う」


「僕たちはある種の大きな決断を下し、リスクを負い、高い目標を設定している。現実的に達成できると考えている目標だ。それを見ているのはクールだよ。いまだにジュニアチームのような感じだったら、ここで居心地のよさを感じないだろう。僕は今35歳なので、少し場違いな感じがするかと思ったが、実際はまったくそうではない」

ローレン・メキース代表&ピーター・バイエル
2024年F1第14戦ベルギーGP ローレン・メキース代表(RB)&ピーター・バイエル(RBのCEO)


 とはいえリカルドは、レッドブルがセルジオ・ペレスを放出した場合、同チームに復帰したいという希望を隠していない。現在はそうなっていないが、リカルドが強く主張するには、一貫性が足りていなかったと認めている。


「僕たちは安定してQ3に進出することができず、毎週ポイントを獲得することもできなかった。だから、毎週うまくやれなかったということだ。このスポーツでは、それが大きな転落につながる可能性がある」


「少なくとも、出した好結果は、人々が『ああ、彼はまだ速いラップをまとめることができる』と言うほどのものだった。僕はまだその才能を持っていることに満足している。それをもっと頻繁に発揮できるかどうかは僕次第だ」


「『それ』の要素に関しては、みんなが少なくとも一度ならず疑問に思ったときに、『オーケー、僕にはできるよ』と言うことができたと思う。僕は自分の問題を整理しなければならないだけだ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




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3位シャルル・ルクレール217
4位オスカー・ピアストリ197
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5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム74
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム28
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9位ウイリアムズ・レーシング6
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