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マクラーレンがアンドレア・ステラ代表の契約延長を急いだ理由。ブラウンCEOの計画の魂胆/F1

2024年8月10日

 マクラーレン・レーシングCEOのザク・ブラウンは、チーム代表であるアンドレア・ステラとの契約を延長したことで、人材確保に関する長期計画に長けていることを示した。


 ドライバーのランド・ノリスとオスカー・ピアストリの契約についても早々に延長を決めている。それは、以前の契約の終了間際に他のトップチームが彼らを獲得したいと熱望していたことを踏まえてのことだろう。


 最有力はレッドブルだが、フェラーリとメルセデスの両チームもふたりのいずれかを起用することに関心を持っている可能性があった。


 ブラウンは「ランド(・ノリス)、オスカー(・ピアストリ)、そして今ではアンドレア(・ステラ)ともすでに複数年の延長が合意に達したため、自信を持って世界チャンピオンになるための探求を続けることができる」と、契約を急いだ理由を説明する。

マクラーレンがアンドレア・ステラ代表の契約延長を急いだ理由。ブラウンCEOの計画の魂胆
ザク・ブラウンCEOと話すアンドレア・ステラ


 これまで何度も指摘されてきたように、過去10年ほどでチームの運営方法は大きく変化した。


 メルセデスのチーム代表を務めるだけでなく、チームの株式の3分の1を所有しているトト・ウォルフと、設立以来レッドブル・レーシングを率いてきたクリスチャン・ホーナーのふたりは別として、次に長くチーム代表を務めているマイク・クラックは、2022年1月にアストンマーティンでその役割を引き継いだ。


 つまり、F1チームの代表の80%は、30カ月未満しかその職に就いていないことになる。それほど遠くない過去には、各代表は数十年にわたりチームを率いたものだったが。


 メルセデスについては、近いうちに指導者が交代する気配はない。ただクリスチャン・ホーナーの運命については、レッドブルの従業員が彼に対して起こした訴訟の結果にかかっていることは周知の事実だ。


 そして、この問題が終結するまでにかかる時間は決まっていないが、裁判の結果がホーナーにとって有利でない場合、彼が職を断念せざるを得ない可能性は充分にある。


 レッドブルが新しいチーム代表を見つける必要に迫られた場合の有望な候補者は、姿を消してしまった。チームのスポーティングディレクターであるジョナサン・ウィートリーが、アウディF1のチーム代表になるために離脱することが最近発表されたのだ。

レッドブルのマックス・フェルスタッペン、ジョナサン・ウィートリー(スポーティングディレクター)、セルジオ・ペレス
2024年F1エミリア・ロマーニャGP レッドブルのマックス・フェルスタッペン、ジョナサン・ウィートリー(スポーティングディレクター)、セルジオ・ペレス


 もちろんレッドブルは、RBのローレン・メキース代表かピーター・バイエルCEO、もしくはそのふたりともを内部で昇進させることもできるだろう。しかし、マクラーレンがフィールドのトップに復帰するにあたってステラが及ぼした多大な影響を考えるとどうだろうか。


 だからこそ、ステラに新しい長期契約を提示するというマクラーレンの動きは先制的であり、ブラウンが彼の貢献を真剣に評価していることが示されている。


 ブラウンはステラについて、新しい契約を結ばないまま既存の契約が終了間近になれば、ライバルチームにとって魅力的な候補になることを認識しているのだ。

ランド・ノリス(マクラーレン)
2024年F1第14戦ベルギーGP終了時点でドライバーズランキング2位につけるランド・ノリス(マクラーレン)

オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
2024年F1第14戦ベルギーGP 2位表彰台を獲得したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)



(GrandPrix.com
Translation: AKARAG)


レース

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フリー走行2回目 結果 / レポート
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予選 結果 / レポート
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ドライバーズランキング

※アブダビGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン437
2位ランド・ノリス374
3位シャルル・ルクレール356
4位オスカー・ピアストリ292
5位カルロス・サインツ290
6位ジョージ・ラッセル245
7位ルイス・ハミルトン223
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ70
10位ピエール・ガスリー42

チームランキング

※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー4

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