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【角田裕毅F1第2戦展望】混戦のQ2を突破、9番グリッド獲得。マシンの改善により「低中速コーナーでのバランスが安定」
2024年3月9日
F1第2戦サウジアラビアGPの2日目になって、フェラーリがカルロス・サインツの欠場を発表した。サインツはバーレーンGP後に体調不良に陥り、水曜日を休養にあてメディアデーを欠席していた。木曜日のフリー走行には参加していたものの、マシンを限界までプッシュできず、病院で検査を受けた結果、虫垂炎に見舞われていることが判明した。
フェラーリが代役として起用したのはジュニアドライバーのオリバー・ベアマン。昨年のメキシコシティGPとアブダビGPのフリー走行にハースから出場し、印象的な走りを披露。今週末のFIA F2ではポールポジションを獲得していた。
だが、F2とF1では大きく違う。しかも、その違いは予選で顕著となる。いくらベアマンが有望な若手だとしても、2024年のマシンに今年初めて乗って、いきなり予選に参加するのは簡単なことではない。
サウジアラビアGPの予選は、トップ5チームであるフェラーリの1台を含む11人による、Q3進出を賭けたイス取りゲームとなった。
そのゲームで最初に脱落したのが、フリー走行3回目でクラッシュした周冠宇(キック・ザウバー)だ。Q1ではタイムアタックができなかった周とチームメイトのバルテリ・ボッタス、ウイリアムズのローガン・サージェントとアルピーヌ勢の2台が脱落した。
Q3進出を賭けた最後の戦いとなったQ2は、さらに激戦だった。10番手争いはルイス・ハミルトン(メルセデス)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ベアマン、そして角田裕毅(RB)の4人がコンマ1秒以内にひしめき合う戦いとなった。最後のアタックでライバルたちを抑えて8番手でQ2を突破したのが、角田だった。
「チームは素晴らしい仕事をしてくれて、昨日から今日にかけて、クルマが改善していました。低中速コーナーでのクルマのバランスが非常に安定しました。特に低速コーナーはかなり改善されました」
そう語る角田は、このサーキットを攻略する肝となる1コーナーと4コーナーがあるセクター1が速くなったことが、Q3進出の決め手となったようだ。逆にリカルドは「ターン4などいくつかのコーナーをうまくまとめられず」(ギヨーム・デゾトー/車両パフォーマンス責任者)に、難しい予選となったとのことだ。
角田にとって、開幕2戦目でのQ3進出は、じつは4年目のシーズンにして初めて。デビューイヤーは6戦目のアゼルバイジャンGP、2022年は5戦目のマイアミGP、そして昨年は4戦目のアゼルバイジャンGPだった。
「難しい予選になることは予想していたけど、クルマからできるだけ多くのパフォーマンスを引き出せるように自分のことに集中しました。今年最初のQ3だし、今後に向けてさらなる自信を得ることができました」
Q3に進出した角田は、ストロールを上回って予選9番手を獲得。サインツの欠場がなくとも、この日の角田は実力でQ3に進出できるスピードを持っていた。
(Masahiro Owari)
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6/8(土) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
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6/10(月) | 決勝 | 結果 / レポート |
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 194 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 81 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 55 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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