フェラーリは今週、ムジェッロとモンツァにレースドライバーとテストドライバーが赴き、それぞれテストを行っている。

　２８日は、ミハエル・シューマッハーがムジェッロで、ルカ・バドエルがモンツァで、それぞれ快晴のコンディションの中、テストプログラムをこなした。
　ミハエルはＦ２００４をドライブし、火曜日にフェリペ・マッサが着手したブリヂストンタイヤのテストを引き続き行った。ショートコースの１０周を合わせて全部で６３周を周回、ベストタイムは１分１９秒５６２だった。
　一方、バドエルも２つのシケインが新たに加えられたモンツァのコースで１日中タイヤテストに集中。計５２１ｋｍを走り込んだ。
　翌２９日は、ルーベンス・バリチェロがムジェッロで、モンツァではバドエルが引き続きテストを行った。
　バドエルはタイヤテストを中心に行ったが、にわか雨の後ウエットとなったコースでコースアウトを喫し、テストを切り上げることとなった。バドエルに怪我はなかったが、Ｆ２００４はダメージを負い、修復のためマラネロに送られることになった。モンツァでのテストはこの日で終了した。
　シューマッハーに代わってテストを開始したバリチェロは、時折雨が降る中、タイヤプログラムに取り組み、４８周を走行（７周はショートコース）、１分２０秒８９６のベストタイムをマークした。