FIAの会長マックスモズレーは、きたる5月5日に各チームの代表をサンマリノに集め、重要な問題を話し合うために会議を行うようだ。
　Grandprix.comが報じたところによれば、予想される議題の一つは、新チーム加入が無理な現状におけるコスト削減の必要性についてであるようだ。もう一つは、マシンのスピード問題があると思われる。前者については、各チームとも異存が無いだろうが、後者についてはチームの反発が予想され、モズレーもコスト削減の実行が可能ならば、スピード問題にはそれ程深入りしないと思われる。
　また、予想される重要な議題に、EUが取り決めた犯罪者引渡しに関する協定(EAW)についてがある。成り行きに次第ではこの協定に調印をしているスペインでのGPをボイコットするといった事態になりかねない。この協定は、レース中におきた事故に関してチームの代表がその責任を負うというものである。F1の開催国でこれに調印しているのは、スペインの他に、イギリスとベルギーがある。

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