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【独自ランキング:2022年F1トップ10ドライバー】5位カルロス・サインツ/チームに“ノー”と言える強さと知性

2022年12月27日

 2022年F1シーズンを通して、毎戦全20人のドライバーの評価/採点を行ったベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、シーズン全体を振り返り、独自の視点で2022年のトップ10ドライバーを選出した。10人のドライバーについての彼のレビューを添えて、カウントダウン方式で10位から1位までを紹介していく。


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■5位:カルロス・サインツ(フェラーリ)


2022年F1第10戦イギリスGP カルロス・サインツ(フェラーリ)の初優勝を祝うチーム
2022年F1第10戦イギリスGP カルロス・サインツ(フェラーリ)の初優勝を祝うチーム

 シャルル・ルクレールのチームメイトを務めるというのは、誰にとって非常に難しい仕事だ。その上、サインツの場合、2022年型マシンが好みに合わないものだったことから、シーズン序盤にはかなり苦労した。


 ルクレールがタイトル争いをしている時に、サインツはオーストラリアとイモラの予選で不必要なミスをしたこともあって、かなり遅れを取った。そのために、サインツがチーム内でルクレールのサポート的役割をさせられるのは避けられないように思われた。


 しかしサインツは非常に頭の良いドライバーで、チームから指示された戦略が良いものだとは信じられない場合には、はっきりと異議を唱えることを恐れない。モナコで2位を獲得できたのも、そしてブラジル予選でルクレールとともに悲惨な目に遭うことを避けられたのも、彼がそうした毅然とした態度を取ったおかげだった。

2022年F1第21戦ブラジルGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

 知性と強さによって、サインツは少しずつF1-75を乗りこなすために何が必要なのかを理解していき、シルバーストンではポールポジションから初優勝を達成した。これにより自分のアプローチは正しいという確証を得て、自信を深めていくことができた。


 オースティンでは2回目のポールポジションを獲得。しかしシーズン全体のなかで、チームメイトよりも多くのトラブルに見舞われたことで、ドライバーズランキングは5位にとどまった。

2022年F1第11戦オーストリアGP カルロス・サインツ(フェラーリ)車にパワーユニットトラブルが発生
2022年F1第11戦オーストリアGP カルロス・サインツ(フェラーリ)車にパワーユニットトラブルが発生


2022年F1第12戦フランスGP シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ(フェラーリ)



(Luis Vasconcelos)


レース

6/27(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/28(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/29(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
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4位ジョージ・ラッセル146
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン91
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
10位ニコ・ヒュルケンベルグ22

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー26
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