F速

  • 会員登録
  • ログイン

【独自ランキング:2022年F1トップ10ドライバー】9位バルテリ・ボッタス/アルファロメオに6位をもたらした立役者

2022年12月21日

 2022年F1シーズンを通して、毎戦全20人のドライバーの評価/採点を行ったベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、シーズン全体を振り返り、独自の視点で2022年のトップ10ドライバーを選出した。10人のドライバーについての彼のレビューを添えて、カウントダウン方式で10位から1位までを紹介していく。


───────────────────────────

■9位:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)


バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

 その年のトップ10を選ぶ作業は当然のことながら年末に行うことになるが、その際の落とし穴は、シーズン序盤3、4カ月のことはすでにあまり記憶に残っていないということだ。そのため、さまざまなメディアが選ぶ2022年トップ10ドライバーのラインアップからボッタスは漏れていることが多いかもしれない。しかし、アルファロメオに移籍した直後のシーズン序盤、彼が素晴らしい仕事をしたということを思い出してもらいたい。

バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
2022年F1第1戦バーレーンGP バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

 バーレーン、イモラ、マイアミで、ボッタスは“ベスト・オブ・ザ・レスト”のポジションにいた。マイアミではFP1で珍しくミスを犯してクラッシュしたが、そこから見事に挽回した。一方、ジェッダとシルバーストンでは信頼性の問題によって貴重なポイントを失っている。


 アルファロメオのマシン開発がなかなか進まず、アップグレードが遅れたことで、ボッタスは、シーズン後半に入り、入賞できなくなり、次第にランキングを落としていった。それと同時にモチベーションが低下したのも当然のことだろう。前の年には、彼は非常に速いマシンに乗って、優勝争いをしていたのだから。そうして2022年後半戦、ボッタスはルーキーの周冠宇に何度も敗れるようになった。

バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)&ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2022年F1バーレーンテスト1日目 バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)&ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 アルファロメオのマシンは、シーズン後半戦になってようやく改善。だがブラジルではボッタス自身が戦略上の判断ミスを犯し、日本とオースティンではチームの判断ミスがあったことで、ボッタスはポイント獲得のチャンスを逃した。それでも、彼が序盤に大量得点を稼ぎ、終盤のメキシコとブラジルで久々の入賞を果たしたことで、アルファロメオはコンストラクターズ選手権6位の座を守ることができた。

2022年F1第22戦アブダビGP ランキング6位獲得を祝うアルファロメオ
2022年F1第22戦アブダビGP ランキング6位獲得を祝うアルファロメオ


バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)とガールフレンドのティファニー・クロムウェルさん
バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)とガールフレンドのティファニー・クロムウェルさん



(Luis Vasconcelos)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
4/19(土) フリー走行3回目 22:30〜23:30
予選 26:00〜
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号