ジョーダンがジョルジョ・パンターノと契約した事によりF1でのシートを失ったラルフ・ファーマンは、自身のHP内で、チャンプカーもしくはIRLに、またはドイツでDTMに参戦することも考えていると述べている。ファーマンは昨年ジョーダンチームでF1デビューを果たし、ルーキーながらポイントも獲得したことからF1でのキャリアが続くものと考えていたが、チームはラインアップを資金面で決定しファーマンはシートを失うことになった。
　ファーマンは次のように話している。「F1以外のカテゴリーで走れるように努力している所だよ。チャンプカーやIRLみたいなファーミュラマシンに乗れるといいな。DTMみたいに洗練されたレースの出るのも魅力的だね。」
　ファーマンは更に続けて、「この浮き沈みの激しい世界で生きていくには耐えないとね。ちょうど一年前ジョーダンチームに参加したけど、実力が発揮できなくて残念だった。またいつかいっしょに働けたらと思うよ。」
　カート(KART)でチャンピオンであったファーマンは、同様にイギリスF3、マカオF3、フォーミュラ・ニッポンでのチャンピオン経験もある。現役イギリス人ドライバーの中ではトップクラスであり、2001年にはテキサスやラスベガス等のオーバルコースでルーキーテストを受けるなど、アメリカンスタイルの経験もある。また2002年には全日本GT選手権でホンダNSXを駆りランキング2位を獲得していることから、同じツーリングカー選手権であるDTMへの転向も問題がないと思われる。

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