ジョーダン・フォードは1月31日、2004年F1選手権においてニック・ハイドフェルドを起用することを正式に認めた。
「2004年のパッケージとスポンサーシップを完全なものにするために、慎重に考えて、強力なドライバーのペアを揃えようとしている。ニックとの契約は、その第一弾だ」と、チーム代表のエディー・ジョーダンは語った。
「私たちは今年、中堅チームを相手にまずまずの戦いができる道具があると、楽観視している。ニックは才能と経験を備えたとても速いドライバーであり、今季私たちが、できるかぎりの機会を捉えるために必要な存在だ」
ハイドフェルドは次のようにコメントした。「ジョーダン・フォードとの契約にサインできてとても嬉しい。正式にチームに属していないのにテストに参加するのは――特にこの前のバルセロナでのようなテストに参加するというのは、奇妙な経験だったよ。だって本当に、自分がすでにジョーダンの一員のような気がしていたんだから」
「このチームのみんなと働けるのは嬉しいし、今季がとても楽しみだ。来週、新車EJ14を走らせるのはワクワクするね。今日はファクトリーでシート合わせをして、できあがった2004年のマシンを初めて見たよ」
「ここ何カ月かは僕にとってかなりつらい時期だったから、ジョーダンと契約できて嬉しいだけでなく、ホッとしてもいるんだ」と、ハイドフェルドは付け加えた。「今シーズンは面白くなりそうだし、特にバーレーンと上海の新しいレースが楽しみだ。これらのレースが加わるのは、F1にとっていいことだと思う。何といっても、これは世界選手権なんだから、僕らは世界中に行くべきなんだ。僕はいつでも、新しいサーキットに行くのは好きだし、行ったことのない国を訪れるのは楽しいよ」
ジョーダン・フォードは、次は2月4日と5日にテストを行い、ハイドフェルドがEJ14を、ティモ・グロックがEJ13をドライブする予定となっている。