レッドブル&HRC密着:ミスでポールを逃すも、フェラーリを大きく上回る最高速に自信「追い抜きの余地はある」
2022年5月8日
F1第5戦マイアミGPの予選Q3の最後のアタックに入る前、暫定ポールポジションの座に就いていたのは、Q3の1回目のアタックで1分28秒991をマークしていたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。2番手のシャルル・ルクレール(フェラーリ)との差は、1000分の64秒という僅差だった。
最後のアタックはルクレールのほうが先で、ルクレールは自己ベストを更新。1分28秒796をマークして、暫定ポールポジションの座をフェルスタッペンから奪う。一方、フェルスタッペンはアタックラップを開始した直後の4コーナーでバランスを崩し、アタックを断念。カルロス・サインツ(フェラーリ)もフェルスタッペンのタイムを上回り、フェラーリがフロントローを独占した。
しかし、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、逆転のチャンスはあると信じている。
「我々のクルマはフェラーリとはまったく違う。彼らのマシンはダウンフォースが大きいため、コーナーでは我々よりも速いが、ストレートでは我々のほうが速い。だから、レースでオーバーテイクする余地はまだまだある。いいレースにしたい」
ホーナーが言うように、このマイアミ・インターナショナル・オートドロームでのレッドブルのマシンはストレートで速く、予選の最高速はトップがセルジオ・ペレスの時速334.6kmで、2番手もフェルスタッペンの時速334.3kmだ。これは3位のアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)以下を時速4km以上離す、圧倒的なスピードだった。
一方、フロントロウを獲得したフェラーリのトップスピードは、ポールポジションのルクレールが時速325.6kmの13位で、チームメイトのカルロス・サインツに至っては時速323.0kmの18番手だった。つまり、ストレートではルクレールよりも約時速9km速く、サインツに対しては時速にして10km以上もレッドブルの2台のほうが速い。
これは、高速コースの第2戦サウジアラビアGPと似ている。あのときもレッドブルの2台が最高速で1-2体制で、フェラーリ勢より時速約7km速かった。そして、その結果はセーフティカー導入をうまく味方につけたフェルスタッペンが予選4番手から逆転優勝を飾っている。
フェルスタッペンは言う。
「僕たちのマシンはトップスピードが優れている。だから、レースでは大きなチャンスがあると思う。日曜日が楽しみだ」
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 234 |
2位 | ランド・ノリス | 226 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 165 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 147 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 103 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 46 |
9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
10位 | エステバン・オコン | 23 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 460 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 222 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 210 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 172 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 59 |
6位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 41 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 36 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 19 |

