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レッドブル&HRC密着:終盤のバトルは想定内。ルクレールのペースが落ちるのを待って仕掛けたフェルスタッペンに軍配

2022年4月24日

 昨年から始まったスプリント予選が、今年から『スプリント』という名称に変わって、今シーズン最初のスプリントレースが行われた。


 3回行われた昨年のスプリント予選では、スタート直後の攻防でトップが入れ替わることはあったが、中盤から後半にかけてトップが交代するバトルが繰り広げられたことはなかった。


 しかし、今年初のスプリントではいきなり激しいバトルが演じられた。その最大の要因は、金曜日の予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がスタートで出遅れたからだった。


「何が起きたのか、なぜあんなにひどかったのか、正直まだ正確にはわかっていない。ただホイールスピンがひどかった」と言うフェルスタッペンは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)に先行を許して2番手で1コーナーを通過して行った。


 だが、この日のフェルスタッペンは冷静だった。それはこのスプリントは終盤が勝負になると信じていたからだ。


「このタイヤではレース終盤、最後の数周が厳しくなるということをレース前に話していたから、いったん冷静になって、シャルルの様子を見ることにしたんだ。するとシャルルが序盤からペースを上げていたので、最後の数周が厳しくなるだろうとその時が訪れるのを待っていたんだ」(フェルスタッペン)

レッドブル&HRC密着
スプリントのスタート前にグリッドで話し合うマルコ、ホーナー代表、フェルスタッペン


 フェルスタッペンの予感は当たった。セーフティーカー導入後、13周目までにフェルスタッペンとルクレールの差は1.7秒まで開いたが、前半飛ばしすぎたルクレールのフロントタイヤにはグレイニング(ささくれ摩耗)が起き、14周目からペースが上がらず、2台の差は徐々に縮まって行く。そして、16周目にはついに1秒を切り、フェルスタッペンはルクレールのDRS圏内に入る。


 そして、迎えた20周目の1コーナーでルクレールのスリップストリームに入ったフェルスタッペンは、直後のタンブレロでアウトからルクレールを抜き去ったのだった。

レッドブル&HRC密着
ルクレールのDRS圏内に入ったフェルスタッペン

レッドブル&HRC密着
フェルスタッペンはタンブレロでアウト側からルクレールをオーバーテイク


 21周のスプリントをトップでチェッカーフラッグを受けたフェルスタッペンはレース後、こう言った。


「僕のスプリントについては評価は変わらないが、バトルすることはいいね。それはスプリントでもレースでも関係ない」



(Masahiro Owari)


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