フェラーリのルカ・モンテゼモロが、今年Ｆ１に導入された新ポイントシステムを非難する発言を行った。
　ニュースエージェンシー、アナノバに対し、モンテゼモロはこうコメントしている。「新ルールは素晴らしいね。でも、ポイントシステムはいただけない。１勝しかしていない（キミ）ライコネンが、６勝を挙げたミハエルのたった２ポイント差でシーズンを終えるなんてことがあっちゃならない」
「納得いかないよ」
「２００５年以降は状況を変えられるようやってみるよ」
　従来は１位から６位に対し、１０・６・４・３・２・１点が与えられたが、今年からは１位から８位までが１０・８・６・５・４・３・２・１点を獲得できるようになり、１位と２位のポイント差は４点から２点に縮まった。旧ポイント制でいくとシューマッハーはライコネンに１０ポイント差をつけ、最終戦ではなくその１戦前のアメリカＧＰでチャンピオンを決めていたはずだ。
　新システムを提案したひとりであるエディー・ジョーダンも、これに反対の意を示す発言をしている。１０月にジョーダンは英ザ・サン紙に対し、こうコメントした。
「ポイント配分を変えようというのは私のアイデアだった。ミナルディのようなチームにチャンスが開かれると思ったんだ。いい提案であり、より公平で優れたポイントシステムだと思っていたから、取り入れられた時はうれしかったね」
「でも、今ではムカムカするほどイヤな気分だよ。（本当なら９位に終わることなくもっと上位に行けただろうから）おかげで多額の金を失うことになってしまったんだ。今後はいい考えが浮かんでも、自分の中にとどめておくことにするよ」

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