F速

  • 会員登録
  • ログイン

「ポーパシングを解決できれば、問題の99パーセントが解消する」とメルセデスF1のラッセル

2022年3月31日

 ジョージ・ラッセルは、W13に影響を与えている慢性的なポーパシング(高速時にマシンが上下に激しく振動する現象)に対処できれば、メルセデスは今の問題の99パーセントを解決できると語っている。


 開幕戦バーレーンに続き第2戦サウジアラビアGPでも、メルセデスのドライバーたちはW13のパフォーマンス不足に苦労し、ルイス・ハミルトンは予選においてQ1で敗退するという衝撃の結果に終わった。


 ラッセルは異なるセットアップのおかげで、ハミルトンよりは上位の予選6番手を獲得したものの、レースでは4位のセルジオ・ペレスから22秒差の5位にとどまった。ハミルトンは10位で1点獲得するのがやっとだった。

2022年F1第2戦サウジアラビアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

 ラッセルは、メルセデスW13のポーパシング/バウンシングという問題は簡単に解決できるものではないと繰り返し述べている。この問題の根底には多くの要因があるのだという。F1レギュレーション変更の影響で、すべてのチームがポーパシングの問題に直面したが、メルセデスは特に問題が大きく、シーズン2戦を終えても解決に至っていない。


「マシンの機械的な剛性特性、フロアの剛性特性、フロアのデザイン、タイヤの内圧など、多くの要素が絡んでいる」とラッセルは説明する。


「エンジンモードもそのひとつだ。速度が速くなると、症状が悪化する。だから予選が厳しくなるんだ」
「だからこの問題に先手を打つ必要がある。決勝では、DRSを閉じているときはDRSを開いているときよりもダウンフォースが大きい。それも考慮する必要のある要因だ」


「まだこういったことについて学習している過程だ。だから理想とはほど遠い状態なんだ。でも、だからこそ、ポーパシングを解決できれば、僕たちが抱えている問題の99パーセントを修正することができると思っている」

2022年F1第2戦サウジアラビアGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2022年F1第2戦サウジアラビアGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 メルセデスは1セッションごとに学習を積んでいるわけだが、ラッセルは進歩するペースが遅いと考えている。


「情報を得て、学び続けている。でも今のところ小さなステップを踏んでいるにすぎない。もっと急速に飛躍的に前進していく必要がある」


「問題を解決する特効薬を見つけられずにいるんだ。でも見つけられれば、ラップタイムが大幅に向上するだろう。『言うは易く行うは難し』だけどね」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


レース

5/30(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
5/31(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/1(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ186
2位ランド・ノリス176
3位マックス・フェルスタッペン137
4位ジョージ・ラッセル111
5位シャルル・ルクレール94
6位ルイス・ハミルトン71
7位アンドレア・キミ・アントネッリ48
8位アレクサンダー・アルボン42
9位アイザック・ハジャー21
10位エステバン・オコン20

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム362
2位スクーデリア・フェラーリHP165
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム159
4位オラクル・レッドブル・レーシング144
5位ウイリアムズ・レーシング54
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム28
7位マネーグラム・ハースF1チーム26
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー16
9位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム16
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第9戦スペインGP 6/1
第10戦カナダGP 6/15
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号