「ひどい混乱だった」ハミルトン、ピットレーンクローズで戦略実行できず“ゲームオーバー”/F1第2戦決勝
2022年3月28日
2022年F1サウジアラビアGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは10位、ジョージ・ラッセルは5位だった。
ハードタイヤでスタートしたハミルトンは、セーフティカー出動時にステイアウトし、6番手を走行。レース終盤にバーチャル・セーフティカーが導入されてピットインのチャンスが訪れたが、ダニエル・リカルドとフェルナンド・アロンソの故障したマシンがピット入口にとまったため、ピットレーンエントリーがクローズされてしまった。フリーピットストップのチャンスを失ったハミルトンは、結局VSCが解除された後にタイヤ交換をしたため、大きく順位を下げる結果となった。
チーム代表トト・ウォルフは、『Sky Sports』に対して、最後のピットストップの遅れについて、こう説明している。「彼にピットインするよう指示したのだが、一台のマシンがスローダウンしていてダブルイエローが出ており、もう一台が停止していた。全体的に混乱した状況だった」
「混乱が生じていたために彼(ハミルトン)はスローダウンし、結局(ケビン・)マグヌッセンの後ろでコースに復帰することになり、ゲームオーバーとなった」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=10位
15番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
バランスの面ではマシンの感触は良かったけれど、スピードが足りなかった。最終結果は良いものではないが、レースは比較的うまくいったと思う。
序盤はタイヤの温度に苦しんだ。その後、ミディアムタイヤを履いた前のグループに追いついていき、とてもいいスティントになった。
ジョージについていって、使い古したハードタイヤの割にはまずまずのラップタイムを出していた。でも、終盤のVSCの展開が僕たちにとっては不運だった。それでも僕は、全力を尽くしたよ。
昨日の予選結果によって、週末がより厳しいものになってしまった。その責任は僕にある。本当にがっかりしている。でも戦い続けなければならない。僕たちにできることはそれしかないんだ。僕たちは素晴らしいチームだ。努力を続けていこう。
(『Sky Sports』にピットインについて語り)難しい状況だった。アロンソがスローダウンしているのを見た。ダブルイエローが出ていたから、僕は彼を抜くためにプッシュしようとはしなかった。さらにピットレーンにはダニエルが停まっていた。そこにマシンが停まっているのにピットに入っていいのかどうか、分からなかった。とにかくひどい状況だったよ。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=5位
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
今日は潜在的なポイントを最大限につかみとるという意味で、強力なレースができた。
マシンのフィーリングは良かったけれど、(ポーパシングのために)車高を下げて走ることができないので、ダウンフォースが不足している。
マシンをウィンドウ内に収めて、できる限りプッシュした。F1キャリアのなかで最も身体的にきついレースだったと思う。この高速ストリートサーキットで、50周を限界ぎりぎりで走ったんだ。勝利のためにそれができるといいんだけどね。
レッドブルやフェラーリとの差を縮めるために、全員が全力で取り組んでいる。ブラックリーとブリックスワースの全員が向上を望んでいるんだ。今のギャップを縮められるまで、努力し続けるよ。
シーズン序盤は開催スケジュールがそれほど詰まっているわけではないので、解決策を見出す時間を取ることができる。
僕たちは5位争いをするためにここにいるわけではないが、ポジティブな面に目を向けなければならない。
今日のレースは走っていて楽しかった。このコースはシーズンのなかでトップ5に入ると思う。信じられないほど速くて素晴らしいグリップがあるんだ。
(autosport web)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 186 |
2位 | ランド・ノリス | 176 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 137 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
5位 | シャルル・ルクレール | 94 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 71 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 48 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | アイザック・ハジャー | 21 |
10位 | エステバン・オコン | 20 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 362 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 165 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 159 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 144 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 54 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 26 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 16 |
9位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 16 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

