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【F1インタビュー】角田のレースペースは「ライバルと遜色なかった」と元ホンダ山本氏が評価。レッドブルは“痛い”結果に
2022年3月24日
2022年の開幕戦バーレーンGPでは、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのマシンにトラブルが発生し、レッドブルは大量得点を逃す結果となった。現場を訪れた元ホンダF1の山本雅史氏は、レッドブルが上位入賞を逃した結果は「痛い」と語る。一方で優勝を果たしたフェラーリは「圧巻」だったといい、8位に入賞した角田裕毅(アルファタウリ)については「金曜日からの流れからすれば十分」と評価した。
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──レッドブルにとっては残念なレースとなりました。
山本雅史氏(以下、山本):疲れました……。
──トラブルの原因は?
山本:(クリスチャン・)ホーナーが言っていたように、燃料系です。ガソリンが残っていましたから。
──ガソリンがうまくパワーユニットへ供給されずにパワーが落ちて……。
山本:同じような症状がチェコ(セルジオ・ペレス)にも出て、2台とも……。
──ただ、そのトラブルがなくても、今日はフェラーリには敵わなかった?
山本:フェラーリが圧巻でした。2台とも。速さでいうとシャルル・ルクレールの方が上だったと思います。マックス(・フェルスタッペン)もそれを感じていると思います。
──でも、フェラーリと戦える力があることはわかりました。
山本:そうですね、マックスは何もなければ2位。レッドブルとしては、2位、4位を逃したのは痛いです。
──フェラーリは圧巻でしたが、フェラーリのパワーユニットを搭載するハースとアルファロメオも素晴らしい走りでした。
山本:今年のパワーユニットはE10が入って、たとえばレッドブル・パワートレインズを基準にすると、フェラーリが見方によっては若干上かもしれない。メルセデスはもしかするとちょっと下にいて、ルノーはメルセデスとほぼ一緒かなあという感じです。メルセデスはアストンマーティンやウイリアムズの走りを見ていると、ちょっと厳しいかなという印象です。逆にフェラーリのパワーユニットを積んでるハースやアルファロメオはいいレースをしていましたね。
──フェルスタッペンがチャンピオンになってどんなレースをするかと思ったら、チャンピオンというより、今年も挑戦者みたいな感じで、何度も仕掛けていきました。あれはどういうふうに見ていましたか?
山本:マックスらしいと言えばマックスらしいし、前に行けるチャンスがあったら行くという感じじゃないですか。レッドブルのチームメンバーとすれば、やっぱりあのアグレッシブさを1年を通じてやりきれれば、またいい結果を生むんじゃないかなと思っています。
──グランプリの週末にフランツ・トスト代表(アルファタウリ)ともいろいろ話をしたとか。
山本:私はこの春からTEAM GOHの監督になったわけですが、フランツは90年代に日本でラルフ(・シューマッハー)のマネージャーとして過ごしていたときに、郷(和道)さんの別荘に住んでいたという関係があって、いまでも連絡を取り合うほど仲がいい。それで、話が盛り上がったわけです。最後にはフランツから郷さんに「新たにTEAM GOHが復活したことを僕もうれしく思う。TEAM GOHから若いF1ドライバーが誕生することを期待しているよ」とメッセージをもらいました。
──フェラーリの1-2フィニッシュは2019年シンガポールGP以来です。今回のフェラーリの復活をどうとらえていますか。
山本:まったく危なげない。余裕を持って1-2フィニッシュを見せつけられました。今シーズンはフェラーリと真っ向勝負になるのかなと思ったレースでした。そういう意味では2位と4位を落としたのは痛い。ただ、F1界を盛り上げるという意味ではフェラーリの1-2フィニッシュは喜ばしいことです。これから巻き返しますよ。
──そんななか、唯一ホンダ系で完走したのが角田裕毅(アルファタウリ)でした。
山本:マックスとチェコ、そして(ピエール・)ガスリーがリタイアしたために転がり込んできた8位ですが、その8位で初戦を終えたっていうのはよく頑張ったと思います。金曜日からの流れを考えれば、レースペースが中団グループのほかのライバルたちと遜色なかった。そのうえでポイントをゲットしてよく頑張ったと思います。金曜日からの流れからすれば十分です。
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 324 |
2位 | ランド・ノリス | 293 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 230 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 194 |
5位 | シャルル・ルクレール | 163 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 117 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 70 |
8位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 66 |
9位 | アイザック・ハジャー | 38 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 617 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 280 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 260 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 239 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 86 |
6位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 62 |
7位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 61 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 55 |
9位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 44 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |

第16戦 | イタリアGP | 9/7 |
第17戦 | アゼルバイジャンGP | 9/21 |
第18戦 | シンガポールGP | 10/5 |
第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |

