３週間前に２００４年の「コンセプトカー」を走らせたＢＡＲホンダだが、ドライバーのジェンソン・バトンは、チームが来季、「ビッグ３」にも挑戦できると考えている。

　バトンは自分のウェブサイトで次のようにコメントしている。
「僕らは、ずっと取り組んでこなかった領域についても進歩した。去年と較べると、これは大きな前進だ」
「僕らはトップ３チームとも戦えると思う。そう思えないのなら、そんなことを言ったりはしないよ」
「タイトルを獲るチャンスがあるとは思わないけれど、マクラーレンやフェラーリやウイリアムズに挑戦することはできるだろう――それも時々じゃなくてね」
「多くの人たちが、僕らの進歩に感銘を受けるだろうと思うよ。選手権４位となれれば、僕らとしては素晴らしいことかもしれないけれど、僕らは３位かもっと上に行きたいんだ」
「僕らはコンスタントでありたい。信頼性を獲得して、できるかぎり表彰台に乗れるようになりたいんだ。誰もがそうなりたいだろうけど、僕らにもその可能性があると思う」

「今年は時々、信頼性の面で苦労した。僕らはたぶん、その部分に関して最も弱いチームのひとつだったんじゃないかな」
「僕らは暫定型のマシンで、その点にずいぶん取り組んだ。あのマシンは、リヤエンドとエンジン、ギヤボックス、サスペンションが新しくなり、完璧な走りをしてくれている。５日間テストをしたけれど、ひとつもトラブルは起きなかった。あれはすでに、旧型車より信頼性があるよ」
「新しいレギュレーションによって、来季はレースの週末ごとに１基のエンジンしか使えないから、エンジンは２倍の距離を走らなくちゃならなくなる。できたてのＦ１マシンがそんなに信頼性があるというのはすごく珍しい。だから僕らは、別の分野に取り組むことができるよ」

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