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FIA、アブダビ事件の反省からF1審判システムを変更、故ホワイティングの右腕が復帰。セーフティカー手順の再定義も
2022年2月18日
FIAは、大きな批判を集めている2021年F1最終戦アブダビGPにおけるF1レースディレクターの判断について調査を行ってきた結果、将来に向けて実施する対策プランを決定、その詳細を発表した。FIA会長モハメド・ビン・スライエムは、審判システムおよびレースディレクションの体制を大きく変更することを決めた。
ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンが同点でタイトルを争うことになったアブダビGPで、ハミルトンが終始レースをリードし、自身8度目のタイトル獲得が確実かと思われた。しかしレース終盤のアクシデントでセーフティカーが出動した際、FIA F1レースディレクターのマイケル・マシが、セーフティカー先導下でレースが終了するのを避けるため、レギュレーションに反した運用を行ったことが、タイトル争いに影響する形になった。マシは、周回後れのマシンすべてではなく一部のみをリーダーたちの前に出し、規則に定められているより早くセーフティカーを引っ込め、それによってハミルトンは著しく不利な状況に陥り、タイトルを逃がす結果になった。
メルセデスは激怒し、関係者や一般の人々からもマシの行動への強い批判が出ていることを受け、FIAは調査と改善を誓い、2月14日のF1コミッション会合の後、FIA会長が、会合で得たフィードバックを考慮した上で、後日、構造変更と行動計画について発表することを明らかにしていた。
17日、モハメド・ビン・スライエム会長は、スピーチ動画と文章によって、具体的なプランを発表した。
「ロンドンで開催されたF1コミッション会議において、私はF1審判の新たな一歩を踏み出すための計画の一部を発表した」とビン・スライエム会長は述べている。
「前回のF1アブダビGPおよび2021年シーズンの出来事の詳細な分析から結論を導き出し、私は審判の組織とレースディレクションの徹底的な改革を提案した。それは、F1 CEOとチーム代表たちから満場一致で支持された」
ビン・スライエム会長が打ち出した構造改革は以下のとおり。
1)意思決定プロセスにおいてレースディレクターを支援するために、『バーチャル・レース・コントロール・ルーム』を創設
サッカーのVAR(Video Assistant Referee/ビデオ・アシスタント・レフェリー)のように、これをサーキット外からの援護として、FIAオフィスの一角に配置する。FIA F1レースディレクターとリアルタイムでつながり、最新のテクノロジーツールを用いて競技レギュレーションの適用について支援する。
2)レース中のレースディレクターへの直接の無線通信を廃止
レースディレクターをいかなる圧力からも守り、平穏に決定を下すことを可能にするため、現在すべてのテレビで生中継されているレース中の直接の無線通信を廃止する。ただし、強引に立ち入ることを避けるよう、明確に定められたプロセスに従い、レースディレクターに質問をすることは今後も可能である。
3)セーフティカー導入中のアンラップ手順について再調査
F1スポーツ諮問委員会が、セーフティカー導入中のアンラップ手順について再評価し、シーズン開幕前の次回F1コミッション会合で提示する。
4)新しいレースマネジメントチームの発足
バルセロナテストから新しいレースマネジメントチームが発足する。DTMレースディレクターを務めたニールス・ヴィティヒとWECレースディレクターを務めたエドゥアルド・フレイタスが交代でレースディレクターを務め、かつてのF1レースディレクター、チャーリー・ホワイティングをサポートしてきた経験を持つハービー・ブラッシュが常任シニアアドバイザーとして彼らを補佐する。マシはFIA内の新しいポジションに就く。
ビン・スライエム会長はこのプランを世界モータースポーツ評議会および議会のメンバーに提示し、全面的な支持を得たということだ。
「この計画により、FIAはF1の審判において新たな一歩を踏み出す道を開くことになる」とビン・スライエム会長は述べている。
「審判がいなければ、スポーツは成り立たない。FIAの本質として、審判を尊重し、サポートする。ドライバー、チーム、マニュファクチャラー、オーガナイザー、そしてもちろんファンから正当な期待を受け、力強い発展を遂げる上で、こういった構造改革は極めて重要である」
「この改革に貢献してくれたすべての方々に心から感謝する」
「これらの変更により、2022年のF1シーズンを最高の状況でスタートさせることができ、我々のスポーツはさらに愛され、尊敬されるものになるだろう」
(autosport web)
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4/18(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
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1位 | ランド・ノリス | 77 |
2位 | オスカー・ピアストリ | 74 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 69 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 63 |
5位 | シャルル・ルクレール | 32 |
6位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 25 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
9位 | エステバン・オコン | 14 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 151 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 93 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 71 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 57 |
5位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 20 |
6位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 6 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |

