最新記事
- “鳥肌もの”の表彰台を実現したHRCのベテラン...
- 2点差でタイトルを逃したフェルスタッペン。...
- 【角田裕毅を海外F1解説者が斬る】胸を張って...
- 早くも2026年のパフォーマンスを有望視される...
- F1カレンダー復帰でローテーションに入ったポ...
- グランプリのうわさ話:フェラーリ、メルセデ...
- 2026年F1エントリーリスト発表。キャデラック...
- 「新時代の新たなサウンド」メルセデスが2026...
- フェラーリ、2026年型F1マシンの発表日を公表...
- パドック裏話:ドライバーを相手にハメを外し...
- フェルスタッペンがメルセデスAMG GT3をドラ...
- 最も走行距離の少ないエンジンで初日からメリ...
ホンダF1甘口コラム アブダビGP編:2チーム4台体制で勝ち取ったチャンピオン
2021年12月21日
ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブルの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レッドブル・ホンダの走りを批評します。今回はF1第22戦アブダビGPの週末を甘口の視点でジャッジ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最終戦アブダビGPでは何度、チームからマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)にパワーユニット(PU/エンジン)の設定に関する無線が入った。ホンダは最後まで攻め続けていたのである。
このホンダのパワーユニットによる出力向上が、レース中のラップタイムに与えた影響はほんのわずかかもしれない。だが、そのわずかなゲインによって、フェルスタッペンはレース終盤にルイス・ハミルトン(メルセデス)から11秒後方にとどまることができた。
その直後に、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)のクラッシュが起き、セーフティカーが出動した。そして、ここでのピットストップの有無がその後の両者の運命を決めた。
アブダビGPでのセーフティカー導入時のピットストップのロスタイムは、約14秒。メルセデス陣営はフェルスタッペンが11秒後方にいたため、ピットインをためらった。なぜなら、後ろを走るレッドブル・ホンダ陣営は、ハミルトンがピットインすれば、ステイアウトして先頭に立つ戦略を選択することは自明の理だったからだ。
もし、ホンダのパワーユニットの信頼・耐久性に懸念があって、2番手に下がってからエンジンをセーブしながら走っていたら、あの逆転劇は生まれなかった。
その最後まで攻める姿勢を可能にしたのが、じつはアルファタウリの貢献があったからだと山本雅史(マネージングディレクター)は語る。どういうことか?
本橋正充チーフエンジニアにその件を尋ねると、「やっぱり4台でまとまって向かっていかないとなかなか勝てる相手じゃないので……」と語り、次にこう続けた。
「簡単に勝てる相手じゃないので、僕らもすべてのデータを(レッドブル・ホンダに対して)活きるデータになるようやってました」
それ以上の詳細は語らなかったが、アルファタウリで走らせていたパワーユニットのデータが、何らかの形でレッドブル側のホンダのスタッフに参考になるよう工夫していたことは間違いない。
フェルスタッペンのドライバーズチャンピオン獲得は、ホンダの2チーム4台体制で勝ち取った勝利だといって良いだろう。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


