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レッドブル・ホンダ密着:有利な1-2体制から一転。速さには驚かずも「ルイスは素晴らしいレースをした」と代表
2021年11月15日
2021年F1第19戦ブラジルGPスタート直後の1コーナーで2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、ポールポジションからスタートしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)のインに飛び込み、1コーナーの立ち上がりで並びかけ、2コーナーのエス・ド・セナで先頭に立ったとき、多くの人々はフェルスタッペンが優勝への大きなアドバンテージを握ったと思ったことだろう。
さらに続く4コーナーの出口でオーバーランしたボッタスをセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がかわして、レッドブル・ホンダの2台が1-2体制で2周目に入ったときには、フェルスタッペンの優勝を確信したに違いない。
しかし、結果はそうはならなかった。最大の敗因はクリスチャン・ホーナー代表が言うように、メルセデス、特にルイス・ハミルトンのストレートスピードの速さだった。
「メルセデスのペースは金曜日から見ているし、土曜日もその速さを見せつけられていたので、それほど驚きはない。彼らはいい仕事をし、今日のルイスは本当に素晴らしいレースをしたので、彼らがうまくやったと言いたい」
レース中のトップスピードはハミルトンが時速333.2kmであるのに対して、フェルスタッペンは時速318.0kmだった。トップスピードはスリップストリームの影響があるため、そのマシンが持つ正確な速度を推し量ることは難しいが、ハミルトンはどの計測ポイントでもフェルスタッペンを上回っていたことを考えると、今回のブラジルGPでフェルスタッペンよりも速かったことは間違いない。
ただし、悲観することはない。それはチームメートのボッタスとの差はほとんどないからだ。ハミルトンは今回、ブラジルGPに新品のICEを入れた。4基目を投入したのが第16戦トルコGPだったから、3戦後に5基目を投入したことになる。トト・ウォルフ代表によれば、メルセデスの今年のICEはマイレージによる性能劣化が大きいことが、交換した理由だ。
また今回のハミルトンの逆転優勝には、6周目にセーフティーカーが導入されたことも有利に働いた。ペレスがボッタスに逆転されたのも、バーチャルセーフティカー(VSC)が出た後にボッタスがタイヤ交換に入ったからだったということも忘れてはならない。
そう考えると、次の第20戦カタールGPは問題ないとしても、その次の第21戦サウジアラビアGPと最終戦アブダビGPでは今回のような異次元の速さをメルセデスが続けられるかどうかはわからない。
残り4戦で19点リードされていたメルセデスにとっては、このブラジルGPは攻め続けるしかなく、5基目を投入してきた。一方、レッドブル・ホンダはこの1戦だけでなく、残り3戦をいつもと同じように戦う。ブラジルGPで本当に焦っていたのは、じつはメルセデスのほうだったのかもしれない。
(Masahiro Owari)
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4/11(金) | フリー走行1回目 | 20:30〜21:30 |
フリー走行2回目 | 24:00〜25:00 | |
4/12(土) | フリー走行3回目 | 21:30〜22:30 |
予選 | 25:00〜 | |
4/13(日) | 決勝 | 24:00〜 |


1位 | ランド・ノリス | 62 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 61 |
3位 | オスカー・ピアストリ | 49 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 45 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 30 |
6位 | シャルル・ルクレール | 20 |
7位 | アレクサンダー・アルボン | 18 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 15 |
9位 | エステバン・オコン | 10 |
10位 | ランス・ストロール | 10 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 111 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 75 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 61 |
4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 35 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 19 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 15 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 7 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

