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F1技術解説アメリカGP(4)フェラーリとメルセデス、パワーユニット状況の明と暗
2021年11月5日
2021年F1第17戦アメリカGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点について解説する。今回は、メルセデスとフェラーリのパワーユニット(PU)状況についてまとめた。
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アメリカGPではバルテリ・ボッタスが今季6基目のエンジン本体(ICE)の交換を行い、グリッド降格ペナルティを受けた。1台あたり年間3基という規定の、実に倍の数字である。さらにメルセデスユーザーのアストンマーティンとウイリアムズも、1台ずつ交換を余儀なくされた。前戦トルコではマクラーレンのダニエル・リカルドも、同じ理由でペナルティを受けている。
■2021年第17戦終了時点のチーム別エンジン(ICE)使用数
メルセデス=10
ウイリアムズ=8
レッドブル=8
フェラーリ=8
マクラーレン=7
アストンマーティン=7
アルピーヌ=7
アルファタウリ=7
ハース=6
アルファロメオ=6
メルセデス製パワーユニットを使用する8人のドライバー中6人が、すでに4基以上のエンジンを使用してペナルティを受けている。ホンダとフェラーリを搭載するドライバーも同じようにペナルティを受けているが、彼らはトラブルよりもむしろクラッシュによるダメージが主な理由だ。
今季のメルセデスは、ICEにずっとトラブルを抱えている。ホンダが飛躍的に戦闘力を向上することに成功したことで、そんな状況に慣れていないメルセデスが信頼性確保に目をつぶってまで、パワーアップを優先したことが、今回の事態を招いたということなのか。
メルセデス製V6エンジンは、ニューマチックバルブに致命的な欠陥を抱えているのではないかという噂もある。
対照的なのが、フェラーリ製パワーユニットである。第15戦ロシアGPでアップグレード版を投入して以来、コンストラクターズ選手権3位を争うマクラーレンとの総合力は確実に縮まっている。直近2戦に限れば、フェラーリは14ポイントもマクラーレンより稼いでいる。フェラーリの新型PUはエネルギー回生システムが大きく変わっているといわれるが、詳細は不明だ。一方でバッテリーの電圧は、400ボルトから800ボルトに倍増している。
「バッテリーには根本的な改良が加えられた」と、フェラーリのエンジン開発部門責任者エンリコ・グアルティエリは説明している。「さらに電動モーター、電子制御ユニットも、完全に新しいものだ。ロシア以降、様々な特性、異なるコンディションのレース週末に周回を重ねることで、来季はさらに戦闘力の増加が期待できる」
2022年のパワーユニットは2025年まで、その基本仕様のまま使い続けなければならない。それだけに設計段階でのミスは絶対に許されない。フェラーリはどうやら、そのハードルは無事に乗り越えたようである。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

