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【角田裕毅F1第16戦密着】「Q3進出を重視」してQ2ではソフトを選択。トリッキーな状況下で10番グリッド獲得
2021年10月10日
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が2021年F1第16戦トルコGPの予選でQ3に進出した。角田のQ3進出は第9戦オーストリアGP以来、7戦ぶり。今シーズン通算では第6戦アゼルバイジャンGP(8番手)、第8戦シュタイアーマルクGP(8番手)、第9戦オーストリアGP(7番手)に続いて4回目となった。
初日のフリー走行で11番手を記録していた角田だったが、2日目のトルコGPは朝から冷たい雨が降る生憎の空模様。ウエットコンディションでスタートしたフリー走行3回目でも、角田は8番手と好調さをキープして、予選に臨んだ。
気温は18度、路面温度は22度というコンディションで、午後3時にスタートした予選は雨は上がっているものの曇り空で、路面はほぼ乾いているが所々ウエットパッチ(濡れた部分)が残るトリッキーな状況でスタートした。
Q1でほかのドライバー同様、ソフトタイヤを選択した角田は、1セット目のタイヤでの2回目のアタックでハーフスピンを喫して、コースアウト。幸いマシンにダメージを与えることはなく、走行を続けた角田は「もともと、このアタックが終了したらピットインしてタイヤを交換する予定だった」ことから、1周早くピットイン。ガレージに入ってタイヤを交換し、再びアタックを開始するチャンスを待つ。
この段階で角田のポジションはQ2進出圏外へ落ちてしまった。
残り6分切ってコースインした角田。マシンには2回のタイムアタックができるだけ燃料が搭載されていた。その1回目のアタックで1分26秒113の自己ベストを記録しただったが、残り時間が少なくなるにつれて多くのドライバーが自己ベストを更新していき、この時点で角田のQ2進出は確実ではなかった。
1周のクールダウンラップを入れて臨んだ最後のアタック。角田はセクター1から3までのすべてで区間自己ベストを更新して1分25秒409を叩き出し、トップ10内につけ、前戦ロシアGPに続いて2戦連続でQ2へ進出した。
Q2では多くのドライバーがレースでのスタートを見据えて、ミディアムタイヤを装着してコースインするなか、角田は「Q3へ進出するということを重視」して、Q1同様、ソフトタイヤを履いてアタックすることにした。この作戦が功を奏して角田は1回目のアタックからトップ10内をキープして、Q2の最後のアタックでも自己ベストを更新して8番手でQ3進出した。
しかし、7戦ぶりのQ3で角田はタイムをまとめることができなかった。ミディアムタイヤで試走した後、ソフトタイヤで最後のアタックに臨んだ角田はすべての区間で自己ベストを下回り、1分24秒368に終わった。Q2の自己ベストが1分24秒054で、1分23秒台も狙えただけに、「あまり嬉しくないし、少しがっかり」というQ3となった。
それでも、トリッキーなコンディションのなかで大きなミスを犯すことなく、Q3に進出した結果は、それがたとえQ2でソフトタイヤを装着していたとしても十分評価できる。
ただし、最も重要なことは日曜日のレース。
「今週はリヤウイングに書いてあるように、ホンダさんへの『ありがとう』という気持ちを変わらず持ちながら走っています。その気持ちを最後までキープして、明日のレースでも全力で臨み、ポイントを獲りに行きたいと思います」
言葉だけでなく、走りでもホンダへ恩返しできるか。日曜日のレースに期待したい。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 169 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 113 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 71 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 54 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 42 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 276 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 184 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 96 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 24 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |