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マゼピンとシューマッハーの間に緊張感。ハースF1代表は「大きな課題」の解決に向けモンツァで再度議論へ

2021年9月10日

 ハースF1チームのチーム代表であるギュンター・シュタイナーによると、チームは2021年F1第13戦オランダGPで同士討ちをしたドライバーのミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンの間の緊張感を和らげるために、懸命に働きかけるという。


 土曜日、マゼピンは予選のスタート時にあらかじめ予定されていた走行順を、シューマッハーが故意に無視したことに激怒した。それが原因でコース上でふたりのドライバーの間に亀裂が生じ、後方から走ってきたアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルにあやうく衝突するところだった。


 しかしシューマッハーは自身の立場を擁護し、レースエンジニアからマゼピンをオーバーテイクしても問題ないと言われたと主張している。


 レース当日、ハースのルーキーたちの間にふたつ目の火種が起きた。この時はマゼピンがザントフォールトのメインストレートで危険な動きを仕掛けてきて彼のフロントウイングを壊したため、シューマッハーはレースが台無しになったと主張した。

ミック・シューマッハー(ハース)
2021年F1第13戦オランダGP ミック・シューマッハー(ハース)がフロントウイングを交換


 ふたりのドライバーの間で緊張感が高まっているなか、シュタイナーは静かに歩み寄り、中立の立場からこの小競り合いはどちらのせいでもないと主張した。シュタイナーは建設的であり続けると明言し、ハースのエンジニアの報告の後でふたりに会ったこと、モンツァで再度シューマッハーとマゼピンと話し合いをするつもりであることを明らかにした。


 シュタイナーは過去にもハースのドライバーだったロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンの仲裁に入り、緊張を鎮めなければならなかったが、若いドライバーの現在の緊張関係を和らげるのは今では“大きな課題”だと語った。


「以前にもこのようなことはあった。我々は解決するだろう」とシュタイナーは語った。


「正直に言うと、タイミングは来年より今がいいだろうと思う。少なくとも我々にはまだこのことに対処する時間が少しある」


「あと9レース残っている。我々はこの件を解決する必要がある。今では大きな課題だ。そして我々はこの件に懸命に取り組むだろう」


 日曜日のレース後、いら立ちを見せたシューマッハーは、マゼピンとの関係を改善できるか分からないと語った。一方、もう片方のガレージではマゼピンが緊張感があることを認めたものの、ふたりの親密さについては年の初めとまったく変わらないと主張した。


「僕は誰と戦っているかについてはあまり気にしていない」とマゼピンは語った。「僕は敬意を持って戦っているし、必要以上のことはしないよ」


 マゼピンは関係性の問題についてはさほど重要視しておらず、シューマッハーとは「何の問題もない」とし、「僕は前に行きたい」と語った。

ニキータ・マゼピン(ハース)
2021年F1第13戦オランダGP ニキータ・マゼピン(ハース)



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)


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