絶好調のガスリーと明暗「ミスは少なかったが、輝きもなかった」/角田裕毅の海外メディア評 F1第13戦
2021年9月9日
F1第13戦オランダGPで角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は予選15番手、決勝リタイアだった。
1985年以来36年ぶりに開催されたオランダGP。角田は赤旗により2回目のアタックを行うことができず、予選はQ2で敗退。決勝では14番手走行中の48周目に今週末で2度目となるパワーユニット(PU/エンジン)トラブルが発生し、ピットにマシンを戻した。フレッシュタイヤで自己ベストを記録しながら前を走るグループに追いつこうとしていた矢先の出来事だった。
全体的に不運が続いたザントフォールトだったが、今回も海外メディアの採点とコメントから、彼らがこの角田の週末をどう捉えたのか見ていこう。
10点満点中1点と厳しい評価を角田に浴びせたのはスペインのマルカ紙だ。これは同紙が今回取り上げたドライバーの中では最低で、角田にとっても過去最低の点数となった。「彼は期待させてくれていたのだから、チームメイトがどこにいるかを見て目を覚ますべきだ」とマルカ紙は述べている。
マルカ紙の言う「期待」とは恐らくシーズン前と開幕戦バーレーンGPで角田が見せた走りによるものだろう。プレシーズンテストで好タイムを連発し、開幕戦でいきなりの入賞を果たした角田だったが、その後は停滞気味のシーズンを過ごしている。
一方でチームメイトであるピエール・ガスリーは絶好調。ふたりを比較すれば、これまでの13戦で角田がガスリーを上回る成績を残したのはバーレーンGPと第8戦シュタイアーマルクGP、第10戦イギリスGPのみで、どれもガスリーにパンクやリタイアなどがあったレースだ。さらに予選に関しては角田は13戦全てでガスリーの後塵を拝しており、結果で見ると角田は明らかにチームメイトに水を開けられている。
今回のオランダGPでもレースを下位で過ごした角田と対照的に、ガスリーは4位入賞を果たした。活躍するチームメイトの姿が角田に対する厳しい評価に繋がったといえる。
ガスリーとの比較から角田に評価を下したのはイタリアのリベロ紙も同様だ。ガスリーに8点をつけて称賛する同紙だが一方で、「角田は2点だ。私たちが彼を見たのは、彼がリタイアしたときと怒っているときだけだった」と角田に対する論調は厳しい。
2022年もガスリーとともにアルファタウリから参戦することが発表された角田。シーズン前半は無線での暴言などにより意図せぬ目立ち方をしてしまっていたが、後半戦はチームメイトを上回り、実力を示す必要がある。
専門サイトのF1iは角田に5.5点を与えた。しかし、角田より下の評価がつけられたのがハースのふたりと今回欠場したキミ・ライコネン(アルファロメオ)だけということを考えれば、これも決して良い点数ではない。F1iは「(スピンを喫した)FP1を除いてはほとんどミスを犯さなかった」としつつも、「同時に彼はザントフォールトでは全く輝きを見せなかった」と厳しくコメント。
目立つ走りは見られなかったものの、角田の安定感は増している。次戦はイギリスGPに続いて2度目のスプリント予選が開催されるモンツァでのイタリアGP。昨年はガスリーが初優勝を果たしたことも記憶に新しいこの地で、角田はどんな走りを見せるのだろうか。
(autosport web)
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1位 | ランド・ノリス | 44 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 36 |
3位 | ジョージ・ラッセル | 35 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 34 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 22 |
6位 | アレクサンダー・アルボン | 16 |
7位 | エステバン・オコン | 10 |
8位 | ランス・ストロール | 10 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 9 |
10位 | シャルル・ルクレール | 8 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 78 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 57 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 36 |
4位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
5位 | スクーデリア・フェラーリHP | 17 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 14 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
9位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 3 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

