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雨の難コンディションでフェルスタッペンがポール獲得、ラッセルが2番手に。角田はウエットに苦戦【予選レポート/F1第12戦】
2021年8月29日
8月28日現地時間15時、第12戦ベルギーGPの予選が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。
朝からの雨は断続的に降り続き、予選を前に激しい雨が降って完全なウエットコンディション。セーフティカーの確認走行を受けて予選開始はディレイとなった。
Q1は15時12分に開始。雨雲は通り過ぎて青空が覗き始め、気温は14度、路面温度は18度というコンディションでの予選開始となった。
クリアな視界を確保するために各車ともセッション開始の2分前からピット出口に並んで待つ。大半はフルウエットタイヤ、ウイリアムズ勢とエステバン・オコン(アルピーヌ)だけがインターミディエイトタイヤを履いてコースに向かった。しばらく雨は降らない予報で、各車ともコース上に留まり連続アタックでコンディションの改善とクリアラップを狙っていく。
インターミディエイトのニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)はファーニュの入口で止まりきれずスピンオフするが事なきを得てコースに復帰する一方、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)はウエットタイヤ勢を大きく上回る好タイムを記録しラティフィもこれに続く。
これを見て残り9分で他チームが続々とピットインしインターミディエイトに交換していく。
各車がタイムを更新していくなかでタイヤが温まっているラッセルも上位タイムを更新。最終的にはランド・ノリス(マクラーレン)が1分58秒301でトップ通過を決め、フェルスタッペンは2番手、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が3番手、ラッセルは4番手となった。
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はノックアウトゾーンに落ち、一度クール&チャージラップを挟んで残り1分で最後のアタックに入り、セクター2と3で自己ベストを更新したもののセクター1が伸び悩み17番手でQ1敗退となった。16番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、18番手ミック・シューマッハー(ハース)、19番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、20番手ニキータ・マゼピン(ハース)というQ1敗退組となった。
15時37分にQ2開始。路面は依然としてウエットで、引き続き各車がインターミディエイトでコースイン。5分後に雨が来るという予報もあり、メルセデスAMG、マクラーレン、ウイリアムズは開始直後からコースに向かうが、レッドブル勢やアストンマーティン勢はゆっくりとしたコースイン。ほぼ全車が新品インターミディエイトを履くなかで、中古のインターミディエイトでコースインしたメルセデスAMG勢はアウトラップにピットインして新品インターミディエイトに交換する。
ここでもノリスが全セクターでベストを刻んで1分57秒041のトップタイムを記録。フェルスタッペンは0.330秒差の2番手。メルセデスAMGはタイムが振るわず一度アタックを断念して計測2周目でようやくハミルトンが7番手、バルテリ・ボッタスが9番手のタイムを記録した。しかしセクター2でタイムが伸びないメルセデスAMG勢はQ2落ちの危機に直面し、残り3分半でピットインしてさらにもう1セットの新品インターミディエイトに交換する。
セッション終盤にはレコードラインが乾いていき、各車ともピットインしてさらに新品のインターミディエイトを投入してアタック合戦となる。
ここでノリスがフェルスタッペンに奪われていたトップタイムを取り返し、ハミルトンは2番手、ボッタスが3番手タイムを記録してQ2通過。4番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、5番手フェルスタッペンという順位となった。ラッセルはここでも8番手タイムを記録してQ3進出を決めた。
フェラーリ勢は振るわず11番手シャルル・ルクレール、12番手ラティフィ、13番手カルロス・サインツ(フェラーリ)、14番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、15番手ランス・ストロール(アストンマーティン)というQ2敗退組となった。

Q3は16時00分に開始。Q2終了後に再び雨が降り、各車ともウエットタイヤでコースインする。ラッセル、ノリス、ガスリーは開始1分前からピット出口に並んでクリアなトラックポジションを取りにいく。
コース上では水量が多くアクアプレーニング現象が起きる難しいコンディションで、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)は赤旗でセッションを中断すべきだと訴える。
そんななかでアタックに入ったノリスはオールージュからラディヨンのターン3のエイペックスでリヤが流れてカウンターを当てたところで真っ直ぐ左へ飛び出し、ターン4イン側のバリアに激しくクラッシュ。ノリスは自力でマシンから脱出したが、これでセッションは残り8分59秒の時点で赤旗中断となった。
事故処理が進む間に再び雨脚は強くなり、コンディションの回復を待って16時45分にセッション再開。オコンがウエットタイヤでコースインするが、メルセデスAMG勢、レッドブル勢は新品のインターミディエイトでコースへと向かう。これを見て他車もインターミディエイトで続き、オコンもピットインしてインターミディエイトに履き替えた。
各車とも1周のバンカーアタックを行ってから終了間際に最終アタック。ここでラッセルがセクター1最速で暫定トップタイムを記録し、ハミルトンはセクター3で最速を記録するが0.013秒届かず。そしてフェルスタッペンは最後にセクター2でベストを刻んでラッセルを0.321秒上回りポールポジションを獲得した。4番手にダニエル・リカルド(マクラーレン)、5番手ベッテル、6番手ガスリー、7番手セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、5グリッド降格ペナルティのボッタスは8番手、9番手オコン、10番手にノータイムのノリスという予選結果になった。


(Mineoki Yoneya)
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


