アーノルド・シュワルツェネッガーがカリフォルニア州知事に当選したのと同じ週、アラン・マクニッシュが報道陣に対し「１年後に再びここ鈴鹿に戻ってくる」と、ターミネーターよろしく語った。

　日本ＧＰの１日目、与えられた仕事をきっちりこなしたマクニッシュ。今年いっぱい契約が残っている限り、ルノーの冬期テストへの参加を期している彼だが、来季の身の振り方についてはすでにあてがあるかのような自信の持ちようでいる。
　イタリアＧＰの後、ルノーが来季のテストドライバーとしてフランク・モンタニーを起用すると発表して以来、来季の予定について事あるごとに質問を受けてきたマクニッシュは、世界３大レース中唯一経験のないインディ５００への出場にも興味があると明言しているが、どうやら来季もＦ１に留まる可能性が高いようだ。
　マクニッシュはＢＢＣラジオ５ライブのインタビューに答えて次のように語った。「来季の契約はまだ何もしていない。でも、今年１年、僕はＦ１で自分の力を示すのに適したポジションにいられた。２００４年もここにいると思うよ！」
　来季のシートがあまり空いていない現状で、かく語るマクニッシュ。すでにジャガーかミナルディと契約合意に至っているとも考えられるが、やはり来季の可能性としていちばん高いのは、ジョーダンの正ドライバーか別のチームでのテストドライバーだろう。
　ルノーのエンジニアリングディレクター、パット・シモンズは、鈴鹿で２時間のプライベートテストを終えた後、次のように語った。「アランは今年一年、私たちに多大な貢献をしてくれた。この場を借りてお礼が述べたい。また、彼の努力に対しても心から感謝している。アランが今日のファイナルセッションでトップタイムを出し、嬉しく思っている」

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