最新記事
- F1パワートレイン事情:角田のモナコGP初入賞...
- 松田次生のF1目線:モナコでは消極的な作戦も...
- クラッシュ前からオコン放出を決めていたアル...
- カナダGPの舞台ジル・ヴィルヌーヴ・サーキッ...
- メルセデスF1、カナダGPではハミルトンにも新...
- 2024年F1第9戦カナダGP TV放送&タイムスケ...
- マクラーレンF1リザーブの平川亮が2022年型マ...
- パドック裏話:ピアストリ、ファンに対する生...
- ピレリ、モナコGPなど2025年の市街地戦により...
- アストンマーティンF1がフェラーリのテクニカ...
- フォードのモータースポーツ責任者がGM/キャ...
- 【F1第8戦無線レビュー】「その言葉を待って...
F1技術解説ハンガリーGP(1)なぜレッドブルはメルセデスより0.4秒も遅かったのか
2021年8月16日
2021年F1第11戦ハンガリーGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点について解説する。今回は、レッドブルが予選でメルセデスに敗れた背景について推察する。
───────────────────────────
最大限のダウンフォースを必要とするハンガロリンクでは、レッドブル・ホンダが最速のはずだった。ところが実際にはメルセデスの2台がスターティンググリッドのフロントロウを独占。マックス・フェルスタッペンは予選3番手に終わった。
確かに1年前のハンガリーGPでもメルセデスがグリッド1-2を占め、レースでもルイス・ハミルトンが完勝している。しかしレッドブルの苦戦は主に、RB16の不安定な挙動によるものだった。今季の改良型RB16Bでは、その欠点は完全に克服されたはずだった。ところが奇妙なことにこの週末に限っては、去年の車に逆戻りした印象だ。特に長く回り込む低速コーナーでのアンダーステア傾向が目立った。
その欠点を克服するために、レースエンジニアたちはリヤウイングをより寝かせる変更を施した。これによって直線での最高速を大きく稼ぐというよりも、相対的にフロントのダウンフォース量を増すことでアンダー傾向を消すことを狙った。
しかしリヤウイングでのダウンフォースを減らすのは、ハンガロリングのような低速サーキットではパフォーマンスの低下に直結する。ここまで完璧だったマシン前後のバランスも狂っていたのは、フェルスタッペンがひっきりなしにステアリングを修正していた車載映像からも明らかだろう。予選Q3でハミルトンにコンマ4秒もの大差をつけられたのは、この週末の車体性能がメルセデスに劣っていたからだったのだ。
(上記リヤウイングの写真は、上がフリー走行、2番目が予選時のもの。より寝かせたメインプレートの仕様になっているのがよくわかる)
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫)
関連ニュース
1位 | マックス・フェルスタッペン | 169 |
2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 113 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 71 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 54 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 42 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 33 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 276 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 184 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 96 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 44 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 24 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |